成りあがり How to be BIG―矢沢永吉激論集 (角川文庫)
数ヶ月前から、この1冊を再び読んでみてる中で
たったひとつのヒトコトが頭から離れない。
それは「BIGになりたい」というヒトコト。
今回10年ぶりくらいにこの本を再び読んでみてる私であるが
以前読んだ時は何故かこの「BIGになりたい」というヒトコトは
良い方には響かなかった。なんというか、ええかっこしやがって
なに気取ってんだという感じで睨みつけていた記憶がある。
しかし、現在、そうは思わないのである。
良い響きなのである。
その背景も好きなのである。
オレの正義は銭だって言い切ってるとこに
なんだか少々の腹立たしさを感じた。
私は随分長い間、そうは思えなかったからである。
そう思えなかったとこによって曲がってしまったことが
探してみると意外に沢山あるなあと思った。
沢山あるよなあと思った。
やっと最近になってお金があることで叶うことも結構あるんだなあと
ゆっくりと思えることが多いのである。
私の中のある部分の何かが和らいでいるからであろうと思う。
そうした末にどこにたどり着くのかはわからないが
今までのこと、全てを無駄にはしたくないなあと
なんとなく思った。なんとなく。