現在発売中の6巻まで読み終わりましたので、レビューです

 

まずは巻の案内

1巻 紅き棗と再会の約束

2巻 朱雀の宮と竜胆の契り

3巻 紅菊の秘密と新たな誓い

4巻 青龍の姫と蝋梅の呪い

5巻 赤椿と蒼き地の波瀾

6巻 緑の高原と運命の導き

 

再度にはなりますが、ストーリーの案内↓

伍尭國(ごぎょうこく)の北の都、玄武に暮らす少女・董胡(とうこ)は、幼い頃に会った謎の麗人「レイシ」の専属薬膳師になる夢を抱き、男子と偽って医術を学んでいた。
しかし突然呼ばれた領主邸で、自身が行方知れずだった領主の娘であると告げられ、姫として皇帝への輿入れを命じられる。
なすすべなく王宮へ入った董胡は、皇帝に嫌われようと振る舞うが、医官に変装してこしらえた薬膳饅頭が皇帝のお気に入りとなり――。

妃と医官!? 一人二役ファンタジー!(公式HPより)

 

 

皇帝の后・鼓濤となった董胡は、后専属薬膳師・董胡と一人二役しかも女と男として振る舞います

1巻では、昔会ったレイシが帝ではないかと推察し、鼓濤が董胡であることは伏せておこうと決心したところで終わります

 

2巻 朱雀の后に呼び出されます

   朱雀の宮で帝がレイシであることがハッキリと分かります

   また、朱雀の領地の流行り病を探るべく、董胡は朱雀へ向かいます

 

3巻 皇帝の暗殺未遂 新たに付けられた侍女頭が帝の暗殺を謀りますが、未然に防ぎ、侍女頭を味方につけます

   朱雀の后に一人二役がバレる

 

4巻 青龍の后を治療

   レイシ、正体を董胡に明かす

   玄武公長男・尊武に一人二役がバレる

 

5巻 尊武とともに青龍に行き医術の混乱を収める

   董胡、さらわれる

 

6巻 董胡、ロー族に捕らわれる

   卜殷と再会し、過去について聞く

 

ざっとこんなところでしょうか

2巻で帝がレイシだと判明し、4巻では帝自身がレイシだと明かしてくれますが

帝の方は未だ董胡と鼓濤が同一人物だと気づいていないまま、董胡も鼓濤も大事に思っています

 

朱雀、新しい侍女頭、青龍と徐々に増えていく味方

しかし、物語はまだまだこれから

肝心の敵・玄武と玄武と手を組んでいる白虎が待っています

6巻の終わりからいっても次は白虎の問題を解決することになるでしょう

最後に玄武と対峙し、ハッピーエンドとなることでしょう??

 

帝はいつ気づくのか?

董胡が言う日まで気づかないのか?

 

完結までの道のりは長そうです

 

P.S.かなり古い中国をイメージするとわかりやすいかもしれません

タイトルが「皇帝の薬膳妃」ですので、薬膳の知識がちりばめられています

現代日本とかなり違うので、細かい描写がありますが、イメージできないとつまらなく感じるかもしれません

あまり記憶に残っていないのですが、映画「ラストエンペラー」を思い浮かべるとイメージしやすいかも?皇帝が被る冕冠(べんかん)とか被っていた気がします

貴族女性は扇で顔を隠し、高位の人は御簾の内側にいるので、なかなか顔が分かりません

描く人は大変だろうけど、漫画やアニメの方が分かりやすいかもしれませんね

コミックは配信されているようですので、興味のある方はそちらもどうぞニコニコ