2017年10月5日
AM8時
朝起きてすぐに分かった。
完璧に風邪をひいた。
今日は学校を休んで家で寝ることにした。
ニノに、「先生に休むと伝えて~」と、お願いし、そのまま寝た。
10時頃、やはり薬を買いに行こうと、近所の薬局へ向かった。
イギリスの風邪には日本の薬が、全く効かない
三日前から、漢方を飲んでいたが、効果が無いのだ。
ヤッサが近所の薬局を教えてくれる。
歩いて5分のところにあった。
ちなみに、イギリスはめったに病院に行かない。
医療費が半端なく高いのだ。
日本では「〇〇クリニック」という内科、小児科、耳鼻科、歯科があるが、マンチェスターには一軒もない。
あるのは大きな病院だけで、事前に予約を取るか、交通事故でも起こさない限り行くことは無い。
風邪は自力で治すのだ。
大阪で、
「風邪ひいてしもてん。気合で治すわ~」
という会話を耳にするが、マンチェスターも似たようなものだ。
結局、根性と気合だ。
「Pharmacy」とかかれた看板の下、清潔で明るい店がある。
棚には色々な薬が置いてあるが、何を買えばいいか分からないので、薬剤師さんへ聞いてみる。
"Excuse me."
ヘジャブを被った、アッティヤに似た優しそうな店員さんへ尋ねる。
"I might be caught a cold.
And blocked nose and I hurt my throat but, no high fever.
「風邪をひいたみたいです。
鼻が詰まるのと、喉が痛いのと、でも熱は無いんです。」
英語で、鼻づまりは、 Blockd nose という。
知ってて良かった
店員さんは、ふむふむと、私の顔をみて、この薬を出してくれた。
イギリスで一般的に処方される風邪薬だ。
もし、イギリスで風邪をひいたらこれを買ってほしい。
一箱7£(1200円)くらいだ。
飲み方を質問する。
How many medicines should I have at the one time?
(1回につき、何個飲めばいいの?)
"When should I take it? After lunch or befor that?"
(いつ飲めばいいの?食べる前?後?)
一回につき二錠、食後に飲んで。
最後は寝る前よと、教えてくれた。
海外の薬は日本人には効きすぎるから、半分の量にした方が良いと聞いていたので、
初日は量を抑えていた。が、効果が弱かったので、翌日から指示通りの量にしたところすぐ良くなった。副作用もなかった。
薬局の帰り、八百屋を見つけた。
表でネギを売っていた。
ネギは英語で leak(リーク) だ。
ネギを一本買い、家へ帰る。
日本から持ってきていた、ヒガシマルのダシと、ロンドンまで来てくれたまぁちゃんのお土産、「乾麺」と、前に作った椎茸の甘辛煮を使って、風邪に効きそうなスープを作った。
はぁ~あったまるぅぅ~
しみるわ~(●´σД`●)ゞ
やはり、和食が世界で一番うまい。
そしてどんな時も、ヒガシマルのダシだけは絶対にもっていこうと誓った。
ヒガシマル醤油 うどんスープ(20袋入) 448円 楽天 |
その頃、ニノ達は「マンチェスターユナイテッド」バックヤードツアーに参加していた。
本来なら一緒に行っていたはずが、、残念。
後からサンジンが写真を送ってくれた。
行きたかったなー( ;∀;)
そして、その日の夜アッティヤが、パキスタン伝統の風邪薬を作ってくれた。
ピンク色のお茶で、何か特別な種を煮出して作るお茶だ。
甘酸っぱくて、ビタミンCたっぷりで美味しかった。
アッティヤには本当に感謝だ。
ありがとう
翌朝、まだ全快ではなかったが、だいぶ良くなった。
そして、遂にKoKoは未知の扉を開けてしまった。
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