美しいピッコロちゃん(猫)
18歳の女の子。
高年齢を考えると何がおこってもそれなりに受け止めないといけないとわかってはいるつもり。
 
数日前から、部屋の隅に隠れたり家具に頭をぶつけたり。おめめ見えにくいのかな。
日曜日今朝、お世話になっている動物病院へ。ピッコロちゃん静かにのどをごろごろ鳴らしてお散歩?って幸せそうにしている。
 
診察室にて。
先生から、
「血圧が高いための網膜剥離の可能性」と診断頂く。ピッコロちゃんのあの美しいブルーだったおめめ、ミルク色に濁って、もう私の顔も、タンバリンも家族もーーすべて見えないのだそう。
老いる残酷さ。
どうしてこんなかわいく無垢な小さな生き物から、大切なものを奪うのでしょう。
 
なのに前向きに、
健気に現実を受け止めかわりなくいきようとする美しい生き物=猫。
学ぶことだらけです。
 
ちゃんといつもの場所でトイレしているピッコロ。
「部屋のつくりを覚えているのですよ。ですから家具の配置は変えないで」
と先生。きゅーんとなった。
 
いま、この時
お家に帰ってきたピッコロちゃん↑↑。
高齢だから、このまま自然のまま彼女の好きなように過ごさせてあげたい。先生とわたしの気持ち。してあげられることは、たっぷりの愛を伝えること。
 
ふと、
診察券を見ると↑↑写真下
マーブルの名前がなくなっている。
春を前に亡くなった大好きマーブル。あーぁ、亡くなるという現実ってこういうことだとあらためて感じ。
手の中から、砂がこぼれ落ちるように儚い悲しみ。涙ーー涙。
 
 
ピッコロちゃん、
たくさんたくさん想い出作って美味しいもの食べてーー。
 
わたしを忘れないでね、
愛している。
 
わたしの日曜日。
悲しいけど頑張るね。