前回⑨話、アメブロ人気記事ランキング1位になりました。




Le destin de la rose 〜薔薇の運命〜⑩


またまた、現代版ベルばら2次創作小説を書こうかなと思い立ち、

チマチマ書いて行こうと思います。

背景は、
第9話が、2025年8月くらい

2人は結ばれました。







10話は、8月末、アンドレの誕生日前です。








オスカルは、フランスで、代々続く宝石商の嫡子として育てられた美しい女性。
宝石商だけでなく、アートディレクターもしている。30歳


アンドレは、数年前から人気が出てきた
新進気鋭のアクセサリーデザイナー。
だが、会社は持たず、個人事業として、
作っては、ネット販売か、展示会位しかやらない主義。
31歳

と、言う設定です。

そして。
原作AOの生まれ変わり。

では、どうぞ〜🌹


超R-18に、なってしまいました⋯


たくさんの方に読んで頂き、誠にありがとうございます✨すごく嬉しいです🌹




〜🌹〜🌹〜🌹〜🌹〜🌹〜🌹〜🌹〜🌹〜🌹




昨夜は⋯。


甘い囁きと、愛しい男の
激しくも、優しく波立つ力強い腕に抱かれ

オスカルは声を我慢しきれずに、途中で少し気を失った⋯。

のかも知れない。


夜が⋯もうすぐ明ける。


オスカルは
寝たような、寝れなかったような、気だるい疲れと。

でも甘い記憶。

ずっと隣で寝てくれたアンドレの、
汗でしっとりとした肌に、胸にキスをすると、裸で起き上がった。

レースのカーテンの向こうに見えるのは、パリの夜景。

夏になると白んでゆくのも早い。

200年以上前に見た、あのフランスとは全く違う美しさ。

生まれ変わり、アンドレと再会出来て⋯

そして。再び愛し合う。

こんな奇跡があるのだろうか。




レースのカーテン越しに夜明けになるパリを眺めながら、オスカルはベッドの気配に振り返った。

「⋯アンドレ⋯起きてたのか」

「マドモアゼル。そんな薄いレースのカーテン越しに外を見てると、誰かに気づかれるよ」

「え⋯?そうなのか⋯⋯?」
オスカルは慌てて、窓辺の寝椅子に掛けてあった、白いバスタオルを身体に巻いた。

「こっちに来て⋯オスカル」
寝台の中で寝そべりながら、アンドレは両腕を彼女に広げる。

ゆるりと歩き、抜けるほど白い身体は、愛する男の腕の中に、あっという間に絡め取られた。

「だめだよ、オスカル。身体が冷える。お前は冷え性なんだから」

「⋯判ってる。あ⋯、ちょっと⋯!」
アンドレは体制を変え、オスカルに覆い被さった。
「朝のお前の白い肌を眺めるのも好きだよ。前世では出来なかったから」

「ああ⋯そうだったな⋯」

朝の口づけ。
そして、次第に深くなる。

そうしながらアンドレは、彼女がまとったバスタオルをゆっくりと上半身だけ解き、あらわになった白くまあるい胸にも、色をさす2つの突起にも、温かな舌を這わせ、口づけを何度も繰り返す。

ああ。
また⋯このアンドレの全てに染められる⋯。

あえやかな声を小さく吐きながら、オスカルは身体を善がらせる。

「朝から、気持ちいい?」
「⋯⋯ん⋯言わせたいのか⋯?」
バスタオルで隠れた黄金の下生えに、アンドレの指が、いとも簡単にするりと入る。

「あッ!!」
あの感覚。

私の中で、アンドレの節のある指がうごめく。
もうそれだけで、頭が真っ白になる。

快楽の深い海に落ちていきそうになる。

「オスカル⋯濡れてる⋯、中⋯」
「話すな⋯⋯ああっ!」
「朝から俺を待ってた?」
「ちが⋯⋯ッ!!昨夜の⋯名残り⋯だ」
その声に反応して、
アンドレは指を抜き、オスカルの長い脚を自分の肩に乗せると、いとも簡単に自身を
濡れた下生えの奥にゆるりと沈める。

「ア⋯!ンドレ⋯!!」
「ほら。簡単に入った⋯。昨夜の名残りもあるよ⋯⋯て⋯ッ!!痛たた!!」


オスカルは感度が最高値になったのか、無意識にアンドレの黒髪を掴み、引き寄せ
彼の肩に噛みついた。
「アンドレ⋯⋯これ⋯気持ち良い」


「判った。判ったから噛みついたらだめ」


「あ⋯すまな⋯⋯ッ⋯あッ」

最奥まで進めたかと思うと、ギリギリの所まで引き抜き⋯それは激しい律動に変わった。

もう声にならない。
息をするのも煩わしい。
だが、苦しい。
そして、背筋も、腰も、
身体の全てが震えながら満たされてゆく、あの感覚。



あの日⋯。7月13日。
出動の前夜もそうだった。

このまま時間(とき)が止まればいい。

ずっと、ずっと。
二人だけの世界にいたい。
永遠に⋯。


そう。
身体を激しく揺さぶられながら、オスカルは頭の隅で
あの夜の二人を思い出し、

激しくも、優しく扱ってくれる、
あの感覚に酔いしれた。





「だるい」

あれから3時間。

朝の7時半。

寝台から起き上がれないでいるオスカルに、
アンドレは
「やり過ぎた。ごめん⋯」
と、何度も謝る。

「今日仕事?オスカル」

ブロンドが、だるそうに頷く。
「どうしてくれる?腰が⋯抜けたみたいだ」

「インフルエンザにでもなったとかにして休むか?」


インフルエンザ⋯⋯。

インフル⋯⋯。

「そうだ!あッ⋯痛ッ⋯」
オスカルは身体の内股に歯型があるのを見た。
「アンドレ、これ⋯!」

「ごめん。多分、俺」

「ばか⋯!!⋯それより。私のスマホを取って」

言われるがままに渡すと、オスカルは電話を掛けた。

「私だ。ああ⋯久しぶりだな。
すまないが私のカルテにインフルエンザになったと書いて、会社に持って行ってくれ。
え?何があったかったって?⋯君の知ってる同じ黒髪の男のせいだよ、感染(うつ)されたんだ。
4日休むと伝えてくれ、⋯え?同じ黒髪の男は誰かって?⋯⋯想像通りだ。ベルナール先生。では。」
そう言ってスマホを切った。

オスカルは呆れ顔でアンドレに言った。

「今日は、ドレスを着てのパーティーが予定されていたんだぞ。こんな、キスマークや、歯型が着いた肌でドレスが着れるか?やり過ぎだ、アンドレ」
ニヤリとオスカルは笑う。

アンドレは口をあんぐり開けていた。
「あの⋯さ。ベルナールって⋯」
「あの男も生まれ変わっているんだよ。ロザリーと一緒に病院経営している。私の主治医だ」

「そうなのか!?」

「この肌の跡が薄くなるまで、私はインフルエンザになる。判ったか?私の夫どの」

「すまない⋯オスカル。じゃあどうする?」

ベッドで二人。

まどろみながら、オスカルは微笑んだ。

「もうすぐアンドレの誕生日だ。ベッドの中でスマホを見ながら、何か好きなものを見つけたら、言ってくれ。注文するから」

「起き上がるのもつらいか?ごめんな」

本当に申し訳なさそうな、泣きそうな、

情けない顔のアンドレの顔が間近にある。

ああ。なんて可愛いんだ。
なんてカッコいいんだ。

「平和な世界で出逢えて、良かったな。アンドレ」
「は?」
検討違いな返事をされて、オスカルを見つめる黒髪の夫の顔は、可笑しくもあり、

最高に愛おしい。


「今日は、ベッドの中で買い物だ、アンドレ」


「うん。わかった」
アンドレの手がスマホを眺めているオスカルの腰に周る。

ペシリ!!と、その手は叩かれた。
「痛ッ!!痛いよ、オスカル」


「今日は、か、い、も、の、だ。いいな、アンドレ」



その日は、夕方まで二人は寝台の中で、
アンドレの誕生日プレゼント選びで、大騒ぎをしながら⋯

結局、夜になり、
ケータリングの夕食を食べた後。

激しい、第三ラウンドにもつれこんだのであった。




第⑪話に続く






こちらも、宜しくお願い致します♥️

今日、

4月21日から、ご予約開始致します。



先着AOとも、10セットのみしか制作出来ません。

どうぞ宜しくお願い致します♥️