à la recherche de l'amour ~愛を探すひと~27




 原作無視の、


現代版オスカル、アンドレたちの物語その27です。 


 もう27話⁉️ 





 ●下記に、企画告知あり!ぜひ読んで下さいませ● 




 アンドレの店名はブーケ ド サボン 

bouquet de savon です。 


 2人はパワースポットのセドナから帰り、

パリに戻りました。


 愛を確かめ合った2人。

 が、撮影で向かったロサンゼルスで事件が起こり…そして、ロンドンでの撮影から帰ったオスカルを、抱きしめるSABON職人のアンドレ店長。 



 オスカル、会社設立、 


 オスカルの妊娠発覚。 


 アンドレが刺された!など!色々起きてます。


 時々R-18があったりしますが、

 2人の自然体のまま心のままの動きを、自然体で書きたいと思います。


 映画を見るように、読んでくださいませ。


 あ、そうそう昨日なに食べた?


 みたいな雰囲気が好きなので、そんな感じでしょうか 




 ●こちらから、当方のTwitterのフォローをされる場合は、必ず「pixivを見てきました」と、一声コメント下さいませ(._.)


●宜しくお願い致します。


 ●SABON職人のアンドレが、オスカルの為にとこだわって作った、


savon de Oscar 


savon de andore



と言う石鹸を小説内で作ります。


オスカルと共にラブラブで制作するオスカルをイメージに制作したSABON。 
















このイメージを現実で体験して頂きたいと思い、 


数量限定で、Twitterの方で予約販売中です。


 Twitterでは告知済みです。 


●ご予約先着10名様に、pixiv ベルばらパロの作家ノバラ様と共作させて頂きました、セドナでオスカルとアンドレがヌードで写真を撮られたシーンのイラスト(カラー印刷A3サイズ)ポスターをプレゼントさせて頂きます!● 





 ●ご感想、たくさん頂き誠にありがとうございます(._.)● 


 2023年1月から○○年以上ぶりに絵の復帰をした時に前々から描きたかったオスカルがスーパーモデルだったら… 


あちこちの女性誌の表紙を飾り、ヨーロッパだけでなく世界中にファンがいるようなスーパーモデルだったら…と、


描きためたオスカルの絵をモチーフに去年、

春前から少しずつ構想をしていました小説を書く事は2023年4月から24年ぶりに再開しています。 


 詳しくはプロフをご一読くださいませ 




 そしてアンドレの職業は…実は私の個人事業の内容です(笑)一番今、私が詳しく知っている職業であり、大好きな作業、夢のある事業だと確信しているから。 


アンドレにこの仕事をやってもらおうと思いました 


なので、アンドレが仕事の説明をしているセリフは、私が言っている事と全く同じです(笑) 


 私も、石鹸のオリンピックと呼ばれるソーパーズ カップで2度優勝しています。 



ただ、コロナ禍になってから出店を控えて、tweetでオーダーを受けています。



 ああでも石鹸の他に、ハンドメイドアクセサリーを作ったり、客寄せの為に(めちゃ当たる事で有名なんです)占い師もしているトコは小説のアンドレとは違うかな(笑) 



 今の私だから、書ける所まで気長に書いてみようと思います。 


 そして!いいね。や嬉しい、楽しいコメント頂き、本当にありがとうございます!







 では、どうぞ〰️✨ 




 ~🌹~🌹~🌹~🌹~🌹~🌹~🌹






 3月後半に入り 



 オスカルのお腹はかなり大きく膨らみ、


立ったままだと、腰が痛いと言うので 

アンドレは、savon生産現場離れ、正社員に任せて暫くメイドさんたちと一緒に、オスカルの世話をすることにした。


 歩かないといけません、と病院からは言われているので、

寝室にあるルームランナーで歩いてはいるようだ。 


 でも…。「腰が痛い…お腹が重い」と、傍で様子を見ているアンドレに甘えてくる。


 「お腹がせり出して、腰に負担が掛かるんだから、仕方がないって先生は言ってたけど…オスカル、ちょっとベッドに戻って」


 オスカルに手を添えて、腰を抱きアンドレは、優しくベッドまで誘導した。 


「腰を擦るから、向こうむいて横になって」


 「うん…。ありがとうアンドレ」


 そうして、1時間掛けて毎日ゆっくりと、腰のケアと、足のマッサージをしている夫。 


しかも朝、昼、寝る前の3回も。 


 オスカルは、本当に感謝をしている。


 (この人と、結婚して良かったな…私を本当に大切にしてくれる…) 


 アンドレが眠りについた後、オスカルは、毎日夫に感謝の言葉を呟いて、口づけしてから寝るのが習慣になっていった。 





 予定日は、4月の末。 




 が、4月5日。まだ春浅い、肌寒い日が続く午後だった。 


 ルームランナーで、ゆっくり歩いていたオスカルが、急に 


 「アンドレ…!アンドレ!」 

と、かがみ込んで、夫を呼んだ。


 キッチンにいたアンドレは、オスカルの叫びにビックリしながら、寝室に走り込んだ。 



 「どうした!?」 

オスカルが、ルームランナーの手すりに片手を握ったまま座り込み、息が荒くなっていた。


 「アンドレ、歩いていたら、お腹が痛くなって、何か音がした…」 


「音?」「


医師からは聞いてたが…破水したのかも…」


 「ええ!?」 


「病院に連絡して、連れてって…痛ッ…」


 「すぐ連絡する!オスカル!大丈夫だから!すぐ病院へ連れて行く!待ってろ!」



 予定日は、4月末だ…。一体どうしたんだ…。不安がアンドレの胸を締め付ける。


 病院は、受け入れ態勢をして待つから、すぐ連れて来て下さいと言われた。 


 「オスカル、今から病院に行くから。タクシー呼んだらすぐ戻ってくる。我慢できるか?」


 「だ…大丈夫…。でも予定日より早い…」 


「それはよくあるらしい。とにかくベッドに横になってて!すぐ戻る!」 


 アンドレはタクシー会社に電話をし、


1階まで下りて、妊婦対応のタクシーを止め、事情を話し、すぐさま6階の自室に戻ってきた。 


大きめのバスタオルを3枚、メイドにタクシーに積むよう指示して、 


 「オスカル、いいか?今から病院に行く。陣痛の感覚はわかるか?」 


「…7分くらい…」 


 アンドレはオスカルを大切に抱き上げて、エレベーターに乗り、メイドと一緒に下りた。 


 「オスカル様!無事にお産まれになります。どうかお気をつけて!」 

メイドの中年のミシェルがタクシーに乗ったオスカルに告げた。 


「ありがとう…ミシェル」 


「さあ、行って下さい!」 


 タクシーは、病院まで走って行った。





 4月5日、夜。 


 オスカルの事務所 ROSESのメンバー

 ベルナール、アラン、ロザリーと、アンドレが院内の廊下でうろうろしている。



 「予定日より早かったな…大丈夫か、オスカルは…」 


ベルナールがボソリと言うと、妻のロザリーが「オスカル様は大丈夫です!変な事は言わないで!」 

と、一喝されていた。


 「アンドレ、オスカルは自然分娩なのか?無痛分娩を選んだのか?」 

アランは、緊張しているアンドレに聞いてみた。 


 「俺は、無痛分娩を勧めたんだけど、産みの苦しみが大きい程、子供に対して愛情がより深くなるんじゃないかと、自然分娩をするって前から言ってたけど…。もし、時間が掛かる場合は、病院側が、無痛分娩をします、とも言ってた。ただ、これは4月半の出産の話の上での事で…」 


 その時。分娩室のドアが開いた。 


 「旦那様はおられますか?」 


「私です!」 


「消毒作業を済ませて、白い保護服を着たら、奥様の傍に居て下さい。無痛分娩で赤ちゃんを出産します」 


「わ、わかりました。お願いします!」



 着替えたアンドレが分娩室に入る。


 玉の汗をかいて、オスカルが夫をみた途端に、涙が溢れた。


 「アンドレ、ごめん。痛すぎて我慢出来なくて…無痛分娩にしてもらった…」 

オスカルは横になり、医師からその作業を受けていた。背中に冷たいものが入る。 

麻酔?…なんだろう?怖くて、ベッドの横にある椅子に座ったアンドレの手を握りしめた。


 「オスカル、なんで謝る?身体に負担が掛からない方がいい。良い選択をしたよ?後は、赤ちゃんが生まれるのを待とう」 


「ああ…。ありがとう。頑張る…」




 暫くして、アンドレはまだ出産には時間が掛かるので、一旦外でお待ちください、と、また廊下に出された。 




 「どうだった?」 


「無痛分娩になったから、本人は楽になると思う」 


「顔色はどうだった?」 


「あ…玉の汗をかいて、痛みに耐えながら笑ってた」 


「オスカル様らしいわ…無事に赤ちゃんが産まれますように…」 

 アンドレは、白い保護服を脱ぐと 


「最上階のパリの風景が見える場所に行ってくる。まだ産まれないから。気を落ち着かせるよ」 


と、エレベーターまで走って、上階に上がった。もう、夕方の赤紫の空になっていた。


 見上げていると。次第に真ん丸い月が、現れてきた。 



 (明日が満月…。そうか…誰か言ってた。人の生まれは、月のや潮の満ち引きに関係してるって…。それって、神秘だな…。オスカルは女神のような人だから、その神秘なる日に、神様が出産させているんだ…) 



 ずっとずっとオスカルと出会った日の事から、色んな事を思い出しながらアンドレは、ゆっくり昇る大きな満月を見上げた。




 4月の満月は、別名「lune rose」

 ピンクムーン。 


 まさにオスカルらしい薔薇色の月。



 時計の針は既に、4月6日満月の日の夜2時になった。 


 最上階のフロアで満月をずっと見ていたアンドレに、アランがやってきた。


 「アンドレ!産まれたってよ!母子共に健康だ!」 


「…あ…」 

アンドレの目に、じわりじわりと涙が浮かんだ。 


 「産まれた…良かった…」 


「早く分娩室に行けよ!」 


「ああ。わかった…」 

 涙をぬぐいながら、アンドレはエレベーターで下りた。



 分娩室の前に立つと、元気のいいbébé(赤ちゃん)の鳴き声が響いていた。


 看護師が、入るよう促し分娩室に入ると、横たわったオスカルの隣に、夫婦の可愛いbébéが小さなベッドの上で泣いていた。 



 「アンドレ…お前の子だ…。すごく可愛いぞ」



 おくるみの中で、産まれたばかりのbébéは、少し小さく、髪は、アンドレにそっくりだった。



 「私が願ってた通りだ…巻き毛の黒い髪…そして…男の子…」 


「あ、ああ。ありがとう、オスカル。本当にご苦労様…」 


「名前、決めたのか?」 


 あ、ああ「今日は…」 



 今日はlune rose…。満月の日だ。 



 「名前は、lune(リュネ) …。どう?今日はずっと満月でね。満月に祈りを捧げていたんだ。母子共に健やかになりますようにって…」


 「lune……か…。満月なんだ、今日は…。月の神様がお守り下さる我が子…アンドレ」 


「ああ」 

互いに、涙が止まらなかった。アンドレの顔が、オスカルに近づく。 


 2人は、涙を流し互いに何度も、ありがとう、と言い…お互いに感謝を込めた、優しいキスをした。 




 2024年4月6日 満月の夜


 母 オスカル・フランソワ・グランディエ 

 父 アンドレ・グランディエの、

長男リュネ・フランソワ・グランディエが、

誕生した。 






 ミドルネームのフランソワは、アンドレの強い要望で、オスカルと同じ

「フランソワ」と名付けた。 





 27話に続く 

















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 ●SABON職人のアンドレが、オスカルの為にとこだわって作った、sabon de Oscar と言う石鹸を小説内で作ります。オスカルと共にラブラブで制作するオスカルをイメージに制作したSABON。このイメージを現実で体験して頂きたいと思い、数量限定で、予約中です。◎pixivイラストコーナーに写真をアップしています◎詳しくはそちらをご覧下さいませ。



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●ご予約先着10名様に、pixiv ベルばらパロの作家ノバラ様と共作させて頂きました、セドナでオスカルとアンドレがフルヌードで写真を撮られたシーンのイラスト(なんと!!カラー印刷A3サイズ)ポスターをプレゼントさせて頂きます!●




 2024年5月ポスターは残り僅かとなりました!