選手の被災地訪問。 | 「スポーツキャスター平方恭子の〝スポつう〟」 Powered by Ameba

選手の被災地訪問。

昨日は、

地元・東日本放送の取材として

楽天イーグルスの被災地訪問に同行しました。


現場で見た様子などお伝えしますね。



星野監督、選手達は4つのグループに

分かれて被災地を回りました。


1星野監督、田淵ヘッド、佐藤投手コーチ →山元町へ

2鉄平、佐竹、岩隈、聖澤、美馬、川岸

 小山、岡本、銀次 → 女川町へ

3嶋、中島、田中、片山、平石、大広、

 土屋、青山、枡田 → 東松島市へ

4山崎、中村、岩村、高須、草野、横川、

 松井(稼)、井野、中谷 → 名取市へ



それぞれ、被災地の現状を視察してから

避難所へ行って、被害にあわれた方達を激励。


私は、山崎選手のグループに同行したのですが、

急遽、予定になかった避難所にも立ち寄る場面も。


できるだけたくさんの方と言葉をかわし、

勇気付けたいという選手達の気持ちが伝わってきました。




最初は、

あまりの惨状に、言葉もなく、硬い表情だった選手達も

被災地の方達と交流することにより、


「勇気付けなくてはいけないのは僕達のほうなのに、

 逆に僕らのほうが“頑張って下い!”と元気をもらった」


と、

口をそろえていました。





少しだけ、選手の言葉を紹介しますね。

高須選手

「まだまだ複雑な気持ちなんですが、

 やはりできることは野球をやっている姿を

 見せることで元気付けることと認識できた

 だけでも大きい」

中谷選手

「最初は、野球なんてやっている場合じゃないんじゃないかと

 思ったが、やはり現地の皆さんに会うと、

 僕らができることは野球をやることなんだとわかった」


とのこと。


実際に前の夜には、選手達も震度6以上の余震を体験。


選手によっては、

・選手同士で食事をしていて怖くて家に帰れなかった・・

・自宅に帰って寝ていて余り気がつかなかった


など様々。



仙台市内でも、

地盤の固さや震度によって

選手の感じ方も様々だったようです。




仙台でホテル暮らしの山崎選手は

「ちょうどお風呂に入っていたところだったから

 驚いた。それでも、被災地の方のために

 何かしたいし、少しでも勇気付けられれば」



と話し、どの避難所でも積極的に、

子供達やお年寄りに話しかけている姿が印象的でしたね。



それぞれの避難所には、

選手のサインが寄せ書きされた「がんばろう東北」

のボードと野球道具、スカパー視聴セット(テレビ&チューナー)などが

贈られていました。

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訪問後の会見で山崎選手は

「これまで、家族のため、親のためなど色々な目的で

 プレーしてきたけど、今年は“東北の皆さんのため”と

 いう明確な目的がある。

 今日の訪問で、そのギアが一段も二段もあがった感じ」


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と力強く、締めくくっていました。






まもなくプロ野球開幕。

私も千葉での開幕戦、

甲子園でのホームゲームなど取材に行く予定ですので

今後も、選手の様子などお伝えしますね。





仙台での取材は昨日まで、

今日は午前中、気になっていたクリネックススタジアム宮城に

行ってきました。



詳しい内容は、スカイAブログ 内で

報告していますので、そちらもご覧くださいね。




このあと、東京に帰ります。





JR仙台駅は、

おとといの余震でもまた被害を受けていました。

それでも、

外壁を覆うシートには「がんばろう東北!」の文字が

復興に向けて、地元の皆さんも頑張っています!!!

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私にとっても、大きな大きな13日間でした。

今後も、微力ながら自分にできること

細くても長く、続けていけたらと思っています。