1年の締めくくりに食べる年越しそば。
「人生はそばのように細く長く生きるという意味で食べる」
という説はよく聞きますが
なぜそばでないとだめなのでしょう?
年越しそばの風習が広まったのは、江戸時代中頃。
実はいろいろな説があります。
いくつか紹介します。
1.定番の「細く長く」説はもちろんありますが、
関西ではそばではなく、
運を呼ぶ「うんどん(うどん)を食べて
「太く長く」を願うところもあるといいます。
2.そばが切れやすいことから、
1年の苦労を切り捨てようとして食べるという説も。
3.金箔を使う細工師は飛び散った金粉を集める時に練ったそば粉を使う。
そこから、そばは金を集めるという縁起で
食ベるようになったという説もある。
いかにも現世利益が繁盛した江戸時代らしい発想の由来説といえよう。