【1】環境ホルモンなどの公害による汚染 近年、琵琶湖や一庫ダム(兵庫県)での奇形魚の発生で話題になりましたが、 農薬や有機リン剤が河川などに流れ込み、魚の筋肉が異常に緊張し、骨折 や脱臼状態となり背骨が曲がる。 また、環境ホルモンの影響で、魚卵に含まれる甲状腺ホルモンの量が極端に減少 することにより、稚魚の背骨が曲がる等の奇形が生じやすくなると言われています。                  

【2】単食による栄養障害や一部の人工飼料は、餌食いが良いからといって こればかり与えていると、リン分を多量に含んでいるため、背骨が曲がるといった 成長障害を起こす可能性があるそうです。 

【3】ビタミンB1破壊酵素サイアミナーゼの影響 

大型肉食魚などに活餌と して金魚ばかりを与えていると、魚体内にあるビタミンB1破壊酵素“サイアミナーゼ” の影響で成長障害を起こし、背骨が曲がる事もあるそうです。 

【4】ビタミンDの欠乏 水槽飼育などの環境下では、自然環境のような日光が得られない事から、ビタミンD の不足による骨格の軟化、変形の可能性も指摘されています。 これは人間の「くる病」と同じような物と思われます。 

【5】ミネラル不足 ミネラルの不足によっても背骨が曲がるという症状が現れると聞きましたが、詳細 については知りません。ごめんなさい。

 【6】近親婚による先天的奇形(参考) これも当てはまらないとは思いますが、水槽飼育で何代も繁殖を繰り返している場合、 近親婚による先天的な奇形が発生しやすいようです。 

【7】狭い水槽で大型魚を飼育した場合(参考) これも当てはまらないとは思いますが、魚がUターン出来ないような狭い水槽で大型 魚を飼育している場合、物理的なものなのかストレスからか背骨が曲がる事もある そうです。 

【8】成長過剰(参考) これも当てはまらないとは思いますが、魚種によっては人工的に飼育された場合、 栄養過多から成長過剰となり背骨が曲がる事もあるそうです。