再びこんばんは。半人半鬼の虚海と申します。対局振り返りだけではこのブログも寂しいので、私が読み終わった棋書の感想を書いていきたいと思います。大したものは書けませんが、私と同じく初心者の方に参考になるようなものが書けたらいいなと思っています。
さて、記念すべき1冊目は、2018年にマイナビ出版から出版されている「将棋が強くなる 実践1手詰」です。藤井聡太推薦と書かれていますが、藤井先生は本当に推薦だけで、出題者は全日本詰将棋連盟会長の柳谷明先生だそうです。
この本の特色は、とにかく初心者に優しい! 最初に将棋のルールや詰将棋のルールからスタートし、次に王手のかけ方、詰みか否かの見極め問題と続き、それからやっと詰将棋がスタートします。
その詰将棋の部分ですが、最初の50問はパターン別に出題・解説されており、後半140問はランダムに出題される形になっております。なので、無理無く理解が進む形式になっております。
最後に卒業問題が10問あります。少しだけ難しいですが、なんといっても1手詰めですし。普通に考えれば問題ないと思います。
繰り返しになりますが、将棋を始めた人に対して本当に丁寧に解説してくれていますし、無理無くステップアップできるように工夫してくれています。個人的には、ルールを覚えたらまずこの本をスラスラ解けるまで反復することが、上達への最短の第一歩だと思います。初心者の方にはオススメ度Sランクです。
かくいう私、5問も間違えました(笑)。角や桂が遠くから効いているのを見落としたり、うっかりミスばかりなのですが、油断禁物です… も、もちろん2周目には全問正解しましたよ(笑)。