凪良先生の作品をできるだけ読みたいと

思っていたら見つけた








【流浪の月】


今回はこちらについて感想を書きます(`・ω・´)






以下ネタバレ注意⚠️



























冒頭は食事を楽しむ3人の男女の会話。

仲良さそうだな〜って感じの始まりに

聞こえてくる別の席の客が見る動画。

それは昔あった少女の誘拐事件。


泣き叫ぶ少女の声に他の席の人が

眉を寄せて、

現実のあたいはまた気になる始まりだな〜って

ソワソワする(゚∀゚)←



本編がいきなり場面が変わって

とある幸せな家庭の話。


でも父親が病気で他界し、母親は新しい恋人と蒸発。

その日から主人公 更沙の地獄が始まるんです。

冒頭の動画の事件の被害者になる少女だけど、

両親がいなくなり親戚に引き取られて

そこから元気に新しい人生を始めるっていうのが

一般的に抱く感想だけれど…



その家庭には1人息子がいて、

彼はなんと更沙に性的な嫌がらせを

親に内緒でするようになります。

最低すぎる(´Д` )




更沙は誰にも言えずに

生きるために耐えていましたが、

ある日公園で家に帰りたくなくて

雨に振られているとある人物が近づきます。


その人物は同級生たちが不審者だと話す

公園にいつもいる男性で更沙に声をかけました。

「うちにくる?」


彼は佐伯 文。

文の提案に更沙は頷いて彼の家に行くことに。



これが冒頭の動画誘拐事件の始まり。



けれど更沙にとっては

何よりも楽しい時間の始まりなんです。




ずっと文の家にいること以外は

嫌なことは一切なく、

文は更沙に優しくしてくれたんです。


好きなものを食べて

好きなことをして

静かに安心して眠る。


引取先の息苦しさや嫌な思いをする家より

更沙にとっては大切な居場所になっていく。



この物語を読んで思うのは

幸せの形は千差万別とよく言うし聞くけれど、

結局自分のものさしで幸せの定義って

決めてたんだなと感じました('ω')



みんなが誘拐事件を解決させようと

文から離そうとするけど

更沙は1ミリも離れたくなかったですしね。

むしろ引取先は地獄が待ってますから。



事件解決後の数年後に

大人になった更沙の文との再会

その後の展開

文の過去

彼にとって更沙はどんな存在だったかも

書かれていてすごく良かった。



本屋大賞取るの納得やん(`・ω・´)






愛を超えた特別関係。

こちらの作品もかなり好みで

おすすめしたい作品です!!


読む機会があれば是非読んでください✨




ではまた(*´꒳`*)