いわゆる「昭和」への郷愁がはやっているようだが、それは昭和の一部だけ「つまみ食い」しているように見える。

 

昨日、テレビでスポーツの競技場らしきところで釈由美子が菅野美穂の手を引いて走る場面があった。あとで調べたら日本テレビ『働きマン』の第2話であった。

 

 

最近、朝日新聞社が朝日新聞紙上で『週刊昭和』という昭和の写真集の廣告を出している。観ると昭和39年(西暦1964年)から昭和64年(西暦1989年)までを扱っている。昭和元年(西暦1926年)から昭和38年(西暦1963年)までの3分の2近くが、なぜ、無視されているのか、わからない。

 

 

言うまでもなく、昭和史は1926年から1989年まで63年続いた(1989年のうち、昭和はわずか)。昭和史を扱うなら西暦1926年から扱うべきであろう。
世間で言うところの「昭和、昭和」がどうも昭和の一部だけを扱っているように見える。例えば昭和60年、西暦1985年前後は話題にならないのか。
2008年11月18日、20:52

 

 

昭和といえばこういった時代だ。

 

 

昭和ひとけた(1桁)
1926年(大正15→昭和元年)~1934年(昭和9年)

 

 

昭和10年代
1935年(昭和10年)~1944年(昭和19年)

 

 

昭和20年代
1945年(昭和20年)~1954年(昭和29年)

 

 

昭和30年代(高度経済成長期)
1955年(昭和30年)~1964年(昭和39年)

 

 

昭和40年代(高度経済成長期)
1965年(昭和40年)~1974年(昭和49年)

 

 

1973年に石油危機

 

 

昭和50年代(石油危機、公害問題)
1975年(昭和50年)~1984年(昭和59年)

 

 

昭和60年代(バブル経済)
1985年(昭和60年)~1989年(昭和64年→平成元年)

 

 

昭和69年に相当するのは1994年(平成6年)であり、これが本当の昭和の終焉であろう。

1994年は戦後49年、つまり「戦後40年代」の最後の年である。

 

前後一覧

令和5年4月

令和6年4月(西暦2024年(04月のブログ|虚実歴史のブログ (ameblo.jp)/