モスアットさんの言われていることは正しいです。#星一徹#ちゃぶ台返し と並び、TVアニメ『#巨人の星』の定番都市伝説。私や #望月智充 監督が20年近く前から、事あるごとに強調・修正活動を続けているのですが、未だに誤解が再生産されているんですよ。

 

星飛雄馬は成績表の上では秀才ですが、疑問があります。 

スペンサーの言ったLittle Giant(小さな巨人)を聞き取れない。 

オズマから本を読むか聞かれ、「よ、読まん」と答える。 

クリスマスが24日か25日か知らなかった。 

日高美奈さんが詩を暗唱したとき、「それ、詩というんですか」と聞く

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河崎実が「巨人の星の謎」で飛雄馬の知性について検証している。飛雄馬は成績表では好成績だが、作中では簡単な英語を聞き取れず、本も読まず、詩の概念もわからない男であることを指摘。 著者名が「河崎実と重いコンダラ友の会」というのも奇遇である。平成5年、宝島社。

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飛雄馬の英語力に関しては、前述のようにオズマとは会話している。しかし伴も一徹も日本語とオズマできる。オズマはで設定上も日本語で話していたのか? これについて堀井憲一郎が「逆だ」で考察している(「オズマはなぜカタカナで喋るのか」)

/Amazon.co.jp: 『巨人の星』に必要なことはすべて人生から学んだ。あ。逆だ。 (講談社文庫 ほ 28-1) : 堀井 憲一郎: Japanese Books/

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堀井憲一郎が「巨人の星」で考察対象にしているのは無印の原作のみ。オズマの台詞に関する考察の原作の例のみに限られている。 一方、河崎実が触れたようにアニメでは「かえってきたオズマ」と「オズマの死」が作られ、オズマを含むアメリカ人同士の会話も演出上、日本語である。

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アニメでオズマが中日での活動を終えて帰国してから、中日の水原監督にてがみを送っていたいたが、そのてがみは全部カタカナで書かれてあった。

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アニメのオズマは日本人と話すときもアメリカ人同士で話ときも日本語。声はもちろん小林清志。

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「新巨人の星」で飛雄馬は「高校中退だから英語で感謝を言えない」との理由でビル・サンダーにマッサージをしている。 原作では来日直後のサンダーが日本語が不得手で、伴宙太の秘書の女性が通訳する場面もあったが、アニメのサンダーは来日早々、日本語を話していた。サンダーの声は内海賢二。

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