Yagoo!でこういう意識調査があったようだ。
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「女子」 いくつまで 意識調査 で検索

 

しかし、「女子」は「女子テニス」「女子サッカー」「女子柔道」のように、スポーツで「男子」と「女子」を分けるときの用語で使われており、「子」はそえもののような役割りだ。
それに、「男子」はいくつまでいいかという問いがセットになっていないのも不自然である。
むしろ、「男の子」「女の子」、あるいは「少年」「少女」のほうが研究に値する。
自分が中学生のころ、松田聖子についてテレビである人が「まだ21歳の女の子」と言っていたが、このとき、「20歳以上を女の子と呼ぶのは失礼では」と想ったものだ。

 

英和辞典を観ると boy と girl について「20歳を過ぎた人を boy とは言わないが girl とはよく言う」と書いてあったり、「boy は17、18歳くらいまで」とあって、gilr では「少女」のほかに「未婚の若い女性」ともあり、girl は20代まで入る可能性があることがわかる。
中国人もファッションなどの話題で、明らかに10代後半から20台まで含む女性を「女孩子」と読んだりしている。
中国では「女子」はどうかと言えば、「女子12楽坊」は英語で 12Girls Band である。メンバーは交替もあるので13人であるが、全員、成人女性である。
また、『non-no』のようなファッション誌では20代の女優が表紙になると COVER GIRL と言われている。

 

柳田理科雄は『空想科学[漫画]読本』で漫画に出てくる高校生について、『キックの鬼』や『スラムダンク』に出てくる男子については「青年」、『アタックNo.1』に出てくる女子については「女の子」と言っている。
つまり、今の社会通念は奇妙なもので、男は中学から高校になるあたりで「男の子、少年」を卒業して「男、青年」になるのに対し、女は中学、高校生は「女の子」の真っただ中で20代でも「女の子」とされている。

 

漫画の世界でも「児童漫画」「少年漫画」とあって「少年誌」の上に「ヤング誌」がある。
小学館の学習雑誌は児童向け、少年誌を読むのは小中学生、ヤング雑は中学~高校生が読むのだろう。
小学館であれば『小学校一~六年生』『少年サンデー』『ヤングサンデー』となり、さらに大人向けには『ビッグコミック』という具合だろう。「ヤング誌」は「青年誌」とも称される。
しかし、『少年~』『ヤング~』といった漫画雑誌は男子を読者としている。

 

少女漫画の場合、読者が小中学生である場合はもちろん、高校生でもジャンルとしては「少女漫画」「少女雑誌」である。
『なかよし』も『SEVENTEEN』も「少女雑誌」なので、男における「少年誌」と「ヤング誌」の違いが曖昧になり、「少女漫画」の上がすぐに会社員や主婦を対象にした「大人向けの漫画」になるだろう。
極端な例として、今の日本で OL(=Office Lady 和製英語)と呼ぶものはかつては BG(=Business Girl 和製)だった。
なお、学校やプロ球団の「卒業生、元選手」を意味する OB(=Old Boy)や OG(=Old Girl)などは年齢制限なしだ。

 

「女子十二楽坊」は英語名が12Girls Bandであるが今でもそう名乗っているのだろうか。
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└→年齢における「男の子」の上限と「女の子」の上限は違うのか

 

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18:11 - 2016年10月16日