/乃至政彦(@naishimasahiko)さん / Twitter/

大河ドラマで気を荒らしている方を幾人か見かける。私ごときの話で気が鎮まるかどうかわからないが、少し連投いたします。

私も過去に大河ドラマで激おこになったことがありました。

14年前の『天地人』です。

多分皆さん想像もつかないほどの激昂ぶりでした。謙信と景勝はともかく兼続の描き方が不満で、mixi時代の自分を知っている人は、あの狂いようを覚えておられると思います。兼続がここまで中身のない持ち上げ方をされては、かえってアンチを増やすだけだと、それはもう人に語れないぐらいの憎悪ぶりでした。現在TLで見かける憤怒の方々など比較にならないぐらい見苦しかったです。

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ソウルジェムが濁り切る状態でしたが、その頃住んでいた沼津市に歴史学者達が集まる講演会がありました。そこで前々からお名前を知っている平山優先生も来ていました。今は私と険悪な先生ですが、この時のお話にとても感動したのを覚えています。うろ覚えではありますが、「『天地人』の御館の乱で、武田勝頼が樋口与六からの賄賂に嬉々とする描写を見て本当に腹がたちました。2度とこんなシーンを作らせたくない」という主旨のことを仰っていたと思います(記憶違いがあるかもしれません)。

平山先生はまだメディア方面に今ほど進出していなかったのですが、無名ではない歴史学者の強い言葉に希望を見ました。

影響力の大きい大河ドラマに文句を言うだけだった無名の自分は、前向きに現実を変えたいと考える本職の方が堂々とその思いを語っているのは、かなり刺激的でした。ここから自分も呪詛の言葉を吐き散らすだけではない道を考えることにして、なんとか歴史業界の末席の末席に身を置き、今もまだ·生き残っております。

その後、平山先生は真田丸、どうする家康で見事にリベンジを果たしたようで、この点は本当に素晴らしいと感嘆する気持ちでいます。いや今もひどく険悪ですが、一応付言しておくと、私はこの人に特に恨みや憎しみはありません。

それで、今回の大河に不満と鬱屈をお持ちの方への私からのメッセージですが、怒りの言葉をあげる気持ちはよくわかります。しかしどうか引きずらないでほしい。

今回のドラマは賛否両論で大好きな方も多い。あまり引きずりすぎると、あなたが歴史のコミュニティにいることがくるしくなりむすし、あなたの推しである歴史人物もまた冷たい目で見られる恐れがあります。時間が経ったらでもいいので、どうやったら自分の推しが誤解されずになるか、その魅力が広く伝わるかを考えてみることをお勧めします。

私も大河ドラマへの不満が原動力となり、洋泉社の歴史新書でデビューさせてもらって、以後東国の戦国史関連で推し活のようなことを続けています。

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私などはいい例とは言えないかもしれませんが、少なくとも世間一般に広まっていた戦国時代の上杉家に関する数々の誤解を解いてきた実績だけはあり、その点は誇りに思っています。文章書き、動画作成、漫画の執筆など、今の時代は活動方法がたくさんあります。その思いを前向きな形に進めてほしいです。

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この連投は公式RTやリプをもらっても多分返答しないで、そのうち気が向いたら消すと思いますので、思うところがある方はご自分の気持ちと照らし合わせて、ゆっくりお考えくだされば幸いです。数100年も前の歴史如き(あえて如きと言います)で人間関係や自尊心に暗い影を落とさないことを祈ります。

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誤字多いですが、頭が悪いのでいつもこんな感じです。

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/ウィルコ(@wilko_magic)さん / Twitter/

感服しました! 私も少し、執筆というと大袈裟ですが何らかのアピール活動を考えてます。平山先生のドラマ擁護論における矛盾や論理的な無理を感じたので反論したところ、ブロックされてやり取りが中断になったこともあり(笑)

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