/ぴこ@ウチら世代研究所📶(@hrkpiko)さん / Twitter/
00年代のキラキラした思い出が青春の1コマだとか平成世代の記憶だとか懐古だとかでなく、これからは全部平成レトロとして回収されていくのかと思うとゾッとするんだよ。
注目を集めたら今度は大して思い入れのない企業までタイアップ商品を次々と出すでしょ、それをされると大切な思い出を土足で踏みにじられたような何とも言えない悲しい気持ちになるのよ……
「平成レトロ」に関連して「90年代後半の暗さって若い世代には伝わらんのだろうなぁ」という意見がある。 すると「平成ポップ」や「平成ハッピー」などは幾度の震災や様々な事件を考慮した上での「命名」か? 「昭和レトロ」に対して「昭和には第二次世界大戦もあった」という指摘をする人は少ない。
もう平成はレトロ扱いらしいんだけど、これを見ると確かにレトロだな pic.twitter.com/kplk1ECIGq
— めがねちゃんぬ (@circlecirclekun) June 24, 2023
平成レトロ扱いに違和感があるのは2005年代に三丁目の夕日を中心にした50年前の昭和ブームの熱狂ぶりを見たからなんよなぁ…
30年じゃそこまで古く感じないの当時と生活の違いがスマホとSNSの有無しか変わらないような気がするのと平成初期の街並みを今でも普通に見ることができるからかな。
2000年代は昭和レトロ(特に1960年代の高度成長期をテーマにした昭和レトロ)ブームに火が付いた年代でもあるので、2002年にオープンしたばかりの台場一丁目商店街の記事を読んだりしている。 まさか古の平成ちっくなホムペで昭和レトロの記事を読む時代が来るとは思わなかったわ。。
平成レトロに私が違和感を感じてしまう原因はここにあると個人的に思ってるのよ。
— ぴこ@ウチら世代研究所📶 (@hrkpiko) June 25, 2023
2000年代の昭和レトロブームを知ってしまっているせいで、失われたものを懐かしむ=レトロじゃなくて高度経済成長期~オイルショック辺りの昭和が「レトロ」という認識になってしまってる。 https://t.co/mePX6BrDY6
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このイメージに引き摺られてるっていうのが大きいかも。レトロって失われたものを懐かしむのが本来の意味だと思うんだけど、昭和レトロブームを知っていると「平成で…レトロ……?」となってしまう。 既に印象と概念が乖離してしまってるせいで、スムーズに入っていかない。
ピザハットは90s(90年代)のピザを復活させているようだ。90年代は平成。当たり前だ。 1989年1月7日の昭和天皇崩御の日までは「昭和」でその翌日以降が「平成」。バブルやその余韻が残った時代でも、明仁天皇即位の翌日以降(~退位まで)のレトロなら「平成レトロ」である。
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昭和レトロと平成レトロの違いは懐古する時代が昭和か平成か、言い換えると、その時代の天皇が裕仁天皇か明仁天皇か(厳密には即位翌日から平成)の違いだけである。 「印象」や「イメージ」だけで平成初期を「昭和(昭和末期)」に含める人は「昭和」「平成」で時代を区切るのをやめればいい。
もともとレトロとして懐古される時代が昭和末期と平成初期を含むバブル期に及んできたのに、平成初期のレトロが「昭和レトロ」として扱われていたので、その誤りを是正するために設けられているのが「平成レトロ」である。だから誤った印象で語っても意味が無い。
松屋は1990年代や2000年代に続いて1980年に登場したメニューも「平成レトロメニュー」の一環として出していたので、「1980年(昭和55年)は昭和だろ」と突っ込まれている。そうなると1980年代のメニューでも1989年1月8日以降または1990年代以降まで続いていたら、それは「平成レトロメニュー」になる。
平成レトロに対して違和感を表明する人の「違和感」の原因は、結局、戦前・戦中を切り捨てて戦後の高度経済成長期だけを美化した「昭和レトロ」によるイメージ操作、それによる「勘違い」が原因になっているようだ。昨今の昭和末期を含めた「昭和・平成レトロ」商法はレトロの原点回帰だろう。
昨今の「平成レトロ」に我慢できない人なら、約20年前に流行し始めた「昭和レトロ」も同類だったと思わなかったのかな?つまり「昭和レトロ」によって「昭和の思い出が土足で踏みにじられた」と思う人はいなかったのかという問題。
戦前・戦中の軍歌、戦時歌謡も戦後の歌謡曲も「昭和歌謡」だから、平成の安室奈美恵の歌が戦後の昭和歌謡と一緒にされても大した問題ではない。 安室奈美恵の歌のうち平成12年までは「20世紀の懐メロ」だから「20世紀レトロ」の世界である。 もっと広く見れば明治から令和まで「東京時代」。
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(9) ぴこ@ウチら世代研究所📶(@hrkpiko)さん / Twitter
00年代に昭和レトロブームが起きた頃は長引く不況のせいか日本に活気が失われたなんて言われていて、その時代に「日本人に失われた活気…レトロ」として当時取り上げられていたのが、戦後直後から1960年代に掛けての高度経済成長期の日本の風景だったのね。 それが形を変えて(続く)
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商品化された事で「とにかく古いと感じられるもの…レトロ」という認識が浸透してしまった(ように映る)から、そこをひっくり返すのはなかなか難しいと私は思う。
なので私が発信してるものは現役バリバリだったり形を変えて今現在も存在してる物まで含むから、一部は平成でレトロだけど全部そうかって言われると微妙なのよね。
平成レトロ問題で◯◯年代は平成レトロの内に入らないだとか20年前だから充分レトロだとかって言う意見を目にするんだが
— ぴこ@ウチら世代研究所📶 (@hrkpiko) June 26, 2023
どれだけ古いかは問題じゃないんだよな
現代で失われた文化がレトロなんだわ
そこを考えずただ話題になっているからと商品化する企業が後を経たないから、反発を生んでしまうのではと思ってる
— ぴこ@ウチら世代研究所📶 (@hrkpiko) June 26, 2023
・・・
わかる。私もOPよりED派だった。
— ぴこ@ウチら世代研究所📶 (@hrkpiko) June 29, 2023
セラムン世代って同世代間で共通の流行を追い掛けられた最後の世代なのではと思うんだけど、実際どうなんだろう? https://t.co/1kACr3D1jG
「とにかく古いと感じられるもの…レトロ」という認識が浸透してしまったのであれば、昨今の平成レトロはまさにレトロであるから何も問題は無い。むしろレトロを戦後の高度経済成長期のイメージだけに限定したがる人が「平成レトロ」を受け入れられないのだろう。それは「戦後レトロ」であって本来の昭和レトロ(1926~1989年のレトロ)と比べて起点が20年か30年ずれているので、その分、平成の中期までかほぼ全体が入る。
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〔令和5年6月〕