「明治モダン・大正ロマン・昭和レトロ」という言葉遊びに執着する人たちがいるが、「昭和レトロ」の実態がほとんど「戦後レトロ」であるから、昭和の戦前・戦中は「大正ロマン」と「戦後レトロ」の間の空白期間になる。「慶応」以前と「明治」「大正」「昭和元年~20年(1945年)」は「歴史」である。
日本のレトロは「戦後レトロ」であり、所謂「昭和レトロ」は「戦後レトロ・昭和編」であって、それに「戦後レトロ・平成編」が追加された。これが「平成レトロ」である。1945年(昭和20年)または1955年(昭和30年)より前は「歴史」であり、「慶応」以前も「明治」も「大正」も「昭和」の初期も歴史だ
「明治モダン(ハイカラ)」「大正ロマン(モダン、ハイカラ)」などの言葉遊びは、あってもなくてもいいもので、「昭和」の敗戦(昭和20年、西暦1945年)より前が「レトロ」として扱われない以上、「明治」も「大正」も「慶応」以前と同じ「歴史」である。
もしもレトロが「第二次世界大後のレトロ」だけだった場合、それは「昭和の戦後レトロ+平成レトロ」である。飛鳥時代の「大化」から東京時代の「昭和」の敗戦またはその直後までは「歴史」になる。
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〔令和5年6月〕
【画像】日本の敗戦までが「歴史」で敗戦後の懐古が「レトロ」という解釈
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