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2012年「新潮45」4月号を図書館で借りて春日太一氏の「時代劇が廃れた本当の理由」を遅ればせながら読んだ。1990年代に創作性・娯楽性より時代考証の正確さや情緒が重視されるようになって時代劇の表現が狭まったという分析。90年代初めと言えば謎本ブームの時代だ。(続く)
(続き)時代劇にある嘘を指摘する本は昔から色々出ているがそういう風潮が時代劇を衰退させてきた一因ということだろうか。「水戸黄門でヤッホーとかファイトといった台詞が」という真偽も確認していないようなツイートが多いがその水戸黄門は去年終わった(続く)
時代劇の嘘を指摘する本は多いがそれらは木を見て森を見ない論議に終始し、重箱の隅を突くだけで、個々の作品のテーマは度外視で、時代劇全体がどうあるべきかという大きな視点も見えてこない。著者が細かい知識をひけらかして自己満足しているだけに思える(続く)
「武士の家に表札はなかった」「そば屋はテーブル式ではなかった」「奉行所の表札は間違い」「当時の人はお歯黒をしていた」などの突込みは昔から言われてきた事で、そういう嘘を指摘している人がなぜ時代劇の制作に参加していないのか、その方が気にかかる。
春日太一
「新潮45」4月号に掲載された第一弾は、マスコミや評論家も混同している《時代劇の現状の問題点》の論点を整理することが目的で、多くの現場関係者から「建設的な提言」と反響をいただきました。でも今度の三部作はそうでなくて。「お前ら、いい加減にしろ」という製作関係者への怒りが原点です。
「新潮45」4月号は気付かなかったので遅まきながら図書館で取り寄せて拝見しました。11月号は購入するつもりです。大作になりそうでお疲れ様でした。>@tkasuga1977 「新潮45」4月号に掲載された第一弾
— 虚実歴史・漢字論・ナツメロ (@kyojitsurekishi) October 17, 2012
「新潮45」4月号は気付かなかったので遅まきながら図書館で取り寄せて拝見しました。11月号は購入するつもりです。大作になりそうでお疲れ様でした。>@tkasuga1977「新潮45」4月号に掲載された第一弾
大野敏明氏は「歴史ドラマの大ウソ」と「坂本龍馬は笑わなかった」で「水戸黄門」「鬼平」「龍馬伝」「篤姫」「江」などの時代劇の嘘を指摘している。しかし時代劇の現状に対してどう思うかという大きな視点が見られない。歴史ドラマが減るのを嘆くだけだ。
大野氏は「坂本龍馬は笑わなかった」の前書きで「平清盛」に触れ、劇中の京都のホコリっぽい描写が史実に近いと肯定的評価。大野氏はそういう史実に忠実な作品が受けない世相は残念ということか。
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/#なぜ時代劇は滅びるのか(平成26年)@tkasuga1977/
日本の/#時代劇/の歴史は「#活動写真」の時代まで含めると/#東京時代/(明治~大正~昭和~平成~令和~…)の歴史になる。
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