第1週
最古の目を探せ!
「生命潮流」
— 虚実歴史・漢字論・ナツメロ (@kyojitsurekishi) April 28, 2023
日本語版の「生命潮流」のライアル・ワトソン氏の吹き替えは江守徹、ナレーションは小池朝雄だったと思う。
この番組でセーシェル(Seychelles)を知った。
番組で使われた南洋風の音楽は他のドキュメンタリー番組で流用された。https://t.co/wpch2uPVFa
200万年前に脳が巨大化?
2012年地層発見
目を持つ古代生物
5億年以上前
カンブリア紀
オパビニア
目が5つ
5億年前 カンブリア紀 動物が目を持った
アノマロカリス 複眼
ハルキゲニア
ウィワクシア
カンブリア紀
微生物から大型生物へ
アノマロカリス
PAX6遺伝子 目を作ることを命ずる遺伝子
哺乳類と昆虫の胸中の先祖:クラゲ
クラゲの目、光を感じる、三日月形の黒い部分
沼津市の海 ウズベンモウソウ(渦鞭毛藻)
クラゲとウズベンモウソウに光を感じる部分がある。 ロドプシン遺伝子 ウズベンモウソウの蛋白質は動物の目の蛋白質とそっくり。
網膜にある蛋白質
動物の目の元の遺伝子は植物から出たという仮説
2014年驚くべき発表 植物から動物へ遺伝子が移動
ボストン近郊の浅瀬 ウミウシの一種 餌を食べずとも葉緑体を持って光合成ができ、光をあびるだけで生きられる
ウミウシが海藻を食べたときに入ったか
長崎 タコグラゲ 茶色い粒 ウズベンモウソウの一種が共生
太古の海 クラゲが植物プランクトンを食べたら、植物のDNAがクラゲの生殖細胞に入ったか。
ダンクルオステウスの目はカメラ眼
·
節足の複眼は広範囲を見渡せたが、ボンヤリと見えただけだった。 脊椎動物の祖先はどうか。 フロリダの海にピカイアの生き残りがいた。浅瀬の海底。 ナメクジウオ 光りを浴びると反応して動く
3cmほどの動物
ピカイア
カンブリア紀にいた脊椎動物の祖先
目は敵の存在を知ることはできるが形はわからなかった
目を持つ節足動物におびえていた?
ダンクルオステウス
直径10cmの目
節足動物も目が進化
海サソリ
巨大複眼
2008年、ナメクジウオのDNAが解読された。 ナメクジウオとヒトのDNA 遺伝子が1つから4つに増えた例が多かった HOX13遺伝子(体の基本構造) EYA遺伝子(目) およそ5億年間に遺伝子が4倍に増えた 北海道後志利别川 ヤツメウナギ
ヤツメウナギ 今知られている生物の中で カメラ眼を持つ最も原始的な生物 筑波大学和田洋教授
網膜
EphB遺伝子 下が強い
EphC遺伝子 右が強い
精子と卵子はもとの生物の半分の遺伝子を受け継ぐが、まるごと受け継いだ精子と卵子が受精して、親の2倍の遺伝子を持つ世代が出現、これが繰り返され、DNAの4倍化となった。
「生命潮流」のワトソン教授は「海に住むカタツムリ」の中枢神経が原始的なのに完璧なカメラ眼を持っていることについて「高価な望遠レンズをつけた下駄箱」と称していた(もちろん和訳の結果だろうが)。 目の進化の原因は結局、太古のクラゲが食べた植物プランクトンということか?
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参照
〔Amazon.co.jp: 生命潮流―来たるべきものの予感 (1982年) : ライアル・ワトソン, 木幡 和枝: Japanese Books〕
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