【再掲】水戸黄門43-19「算術」(前橋)…再放送予定

『水戸黄門』第42部幻の第21話「難問ぞろいの算術対決」（2011年3月14日放送予定が中止）
『東日本大震災報道特別番組』で中止になった。

/水戸黄門　第43部／16～21話｜TBSテレビ/
寺子屋の師匠・吉田貞晴を田中実が演じ、妻の美代を尾上紫が、算学者・橋本胤通（たねみち）を榎木孝明）が演じた。別の算学者・井崎源斎（演：河西健司）が著した算術の本が評判だった。
「水戸黄門第42部田中実」の検索結果 - Yahoo!検索

ホームページで確認すると、前橋藩で学問所を新たに作る計画があり、藩主が「酒井忠拳」とあるが、「酒井忠挙」であろう。
藩校・好古堂ができたのは1691年または1692年らしいから、その時期の話である。

劇中の算術の問題は関孝和（1640前後～1708）によって作られたという設定らしい。
第42部の光圀は第11話の京都で新年を迎えているので、第15話の赤穂、第16話の高松を含めた後半の時代設定は1691年または1692年以降である。
第42部第1話で松平頼豊が12歳という設定で考えると1691年なので、第42部第11話以降は1692年の話になる。

関孝和は徳川家綱（1641～1680）、綱吉（1646～1709）と生きた時代が重なっている。
徳川綱條（1656～1718）は柳沢吉保（1658～1714）と2歳差であった。吉保のほうが綱條より年下というのも意外である。

2011年3月21日放送の第42部最終回は江戸での話で出石藩（いずし～＜イヅシ～）の改易の危機に関する話。
出石藩では光圀が隠居していた1696年に小出家の藩主が途絶え、松平家が引き継ぎ、次に仙石家が10年後の1706年から1871年の廃藩置県まで藩主の座を継いだ。
『水戸黄門』第42部の時代設定は1691年ごろなので小出家が藩主だった時代で、当然、改易などなかったはずだ。

第42部最終回では綱條が登場せず、綱吉が登場。
綱吉が光圀のような漫遊をしたいと言いだしたが、光圀は「上様が江戸城から離れてはまつりごとは成り立ちません」という趣旨の台詞。
しかし『水戸黄門』第38部第5話「暴れ若様まかり通る」によると、光圀が1697年（推定）に紀州で出会った源六は約20年後の1716年に8代将軍・徳川吉宗となり、『大岡越前』や『暴れん坊将軍』ではやたらと江戸市中を歩いていた。特に『暴れん坊将軍』では吉宗は八王子、南紀州、琉球にまで行ったようで、その間、江戸城の政治が成立したとすると、将軍は飾りのようなものだったか。老中たちの苦労も大変だっただろう。

そして、2011年11月21日放送の第43部第18話（2011年11月21日放送）では綱吉が町人に化け、助三郎と格之進を護衛に江戸の町に出た。
家光と吉宗も似たようなことをしたので、綱吉がそういうしても不思議はないであろう。

「難問ぞろいの算術対決（前橋）」は2011年11月28日に第43部第19話として改めて放送された。
「水戸黄門第43部田中実」の検索結果 - Yahoo!検索

2011年、第42部でこの「算術対決」の回の放送が予定されていた当時、TBSの番組HPではこの回の粗筋の下にこういう豆知識が描かれてあった。
＊豆知識＊
「江戸時代の数学」
鎖国していた江戸時代に独自の発達をした和算は、明治時代に西洋数学が輸入されるまで隆盛を極めた。劇中で、関孝和（和算の大家）が作成したとする算学御前試合の問題は、「和算研究所」の協力を得て文献を元に作成した。榎木孝明氏演ずる橋本胤通は点ざん術（アラビア数字を使わない縦書きの代数式）の達人という設定である。田中実氏演ずる吉田貞晴が操る「算盤（さんばん）」は高次方程式を解くのに用いられた。

その後、TBSの第42部第20話～最終話のHPにはこの回の解説は存在せず、第43部第19話のHPに粗筋がある。

平成23年tw

〔Shiny ＮＯＶＡ（@whitenova）さん / Twitter〕

今ごろ、田中実氏が亡くなったことを知った。遺作は『ライダーＷのＶシネ　アクセル』の敵キャラっすか。先日、ＤＶＤは買ったので、見るかな。あと、『水戸黄門』の震災報道で流れた回にも、ゲスト出演してる。夏から始まる次の部で、その回も放送するそうなので、そちらも見るべし。

〔午前2:09 · 2011年4月27日〕

水戸黄門42部21話で放送予定で東日本大震災で放送中止になっていた前橋の話が43部の19話で放送されるらしい。
— なお (@komafab) October 24, 2011

水戸黄門42部21話で放送予定で東日本大震災で放送中止になっていた前橋の話が43部の19話で放送されるらしい。

〔午後10:18 · 2011年10月24日〕

平成29年tw

この後ごご3時21分からは『水戸黄門第４３部　＃１９　難問ぞろいの算術対決／前橋』　水戸老公（里見浩太朗）一行は前橋へ。一行は寺子屋の師匠、吉田貞晴（田中実）と妻の美代（尾上紫）と知り合う。子どもたちに熱心に学問を教える二人に老公は感心した。貞晴は美代の父で今は亡き算術の師匠…
— KUTVテレビ高知 (@kutv_tvkochi) September 19, 2017

〔午後3:11 · 2017年9月19日〕

令和2年tw

2011年（平成23年）3月14日『水戸黄門』第42部幻の第21話放送中止（→8個月14日後、第43部第19話として放送） - teacup.ブログ“AutoPage”

第43部第19話：『難問ぞろいの算術対決』／前橋（2011年11月28日　放送）

/午前11:09 · 2020年3月12日/

└→『水戸黄門』第42部幻の第21話 - gooブログ　ものがたりの歴史　虚実歴史〕

令和4年tw

おはようございます。

算数関係の本を紹介してきましたが、
今日は映像作品紹介です。

『水戸黄門』「難問ぞろいの算術対決・前橋」です。

算術家の登場、
助さんが直角三角形を使って子どもに火の見櫓の高さの求め方を教えるなど、
和算要素が盛りだくさんの回です。(1/2)#教職員垢で朝の挨拶を pic.twitter.com/Z5oTLj4KW7
— せっと (@Sus_evo_tea_w) August 6, 2022

〔午前7:12 · 2022年8月7日〕

『水戸黄門』の算数回(続き)

詳しくは
第43部第19話「難問ぞろいの算術対決・前橋」（2011.11.28）です。

ラストは
「算額の精神は、現在も日本人の中に脈々と受け継がれている」と締められます。

あの水戸黄門にこんな回があるとは、
算数好きには嬉しい限りです。
(2/2)#教職員垢で朝の挨拶を
— せっと (@Sus_evo_tea_w) August 6, 2022

〔午前7:12 · 2022年8月7日〕

令和5年tw

/#元禄レトロ/#平成レトロ/
【#mtkm】
「水戸黄門」第43部第19話
「難問ぞろいの算術対決」
幻の前橋編
（平成23年11月28日）
/#水戸黄門/#Togetter @togetter_jpより https://t.co/utORvWzjmB
— 虚実歴史・漢字論・ナツメロ (@kyojitsurekishi) March 14, 2023

〔午後11:44 · 2023年3月14日〕

↓

〔水戸黄門43-19「算術」(前橋)…再放送予定、続き〕

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