令和4年師走1日加筆
 

AUTHOR: 虚実歴史研究家 TITLE: 大黒屋光太夫【人物】、『おろしや国酔夢譚』【作品】 DATE: 04/18/2019 12:01:00 PRIMARY CATEGORY: 享保~寛政の改革、エカテリーナIIとアントワネット STATUS: Publish ALLOW COMMENTS: 1 ALLOW PINGS: 1 CONVERT BREAKS: 1 CF50_USERNAME:navy.ap.teacup.com/monogatarekishi/ ----- BODY: Y!Blog
大黒屋光太夫【人物】、『おろしや国酔夢譚』【作品】
2010/2/21(日) 午後 0:04

Дайкокуя Кодаю(1751~1828)
Сны о России(фильм,1992)
 

大黒屋光太夫が生まれた1751年は吉宗の没年であり、光太夫の没年である1828年は陽暦で西郷隆盛生誕の年であり、陰暦ではシーボルト事件の年であった。光太夫は江戸時代中期と後期を結ぶ時代に生きた人物である。
松平定信は1758年(陽暦で翌年)生まれなので、光太夫より7歳年下である(もちろん、身分は定信が上)。
『影の軍団II』で柘植新八が大岡忠光を暗殺したとき、光太夫は数え年10歳だったことになる。
『殿さま風来坊隠れ旅』『江戸の鷹』『剣客商売』『陽炎の辻』で描かれた田沼時代、光太夫は10代から20代に成長していたことになる。
映画の上映がソ連が崩壊した直後(ロシア帝国から変わったソ連がロシア連邦になった直後)というのも奇遇である。
光太夫は1782年の航海で漂流、ロシアに漂着した直後、1783年にイギリスがアメリカの独立を承認。
これは『ベルサイユのばら』で言及された。
光太夫がロシアにいいた間、1787年から寛政の改革、1789年にフランス革命が起きている。
『大江戸捜査網』で定信が隠密同心を組織していたのはこの時期だろう。
光太夫は1791年にエカテリーナ女帝に謁見、1792年に帰国、1793年に日露会談。
この1793年に寛政の改革が終わって松平定信が失脚。
この直前までアントワネットの精神世界にデーモンがひそんでいて、デビルマンが倒したが、フランスの王妃は処刑された。
光太夫が帰国したあと、日本にいた1798年、小杉十五郎が偽名を名乗って松平定信の護衛を担当している(さいとう・たかを作画『仕掛人藤枝梅安・梅安荒梅雨』)。
『必殺仕事人2007』の中村主水は1820年(文政3年)に書庫番に異動になったが、主水が当時40歳だとすると1781年で1歳である。
また、『必殺仕置屋稼業』や『オール江戸警察』等の主水が1840年で40歳とすると1801年で1歳である。
「光太夫」は「幸太夫」と書かれ、歴史的假名遣いでは「光太夫」は「クワウダイフ」、「幸太夫」は「カウダイフ」である。
江戸時代には「クワウ」kwau と「カウ」kau の發音が区別されていなかったことになる。
「おろしや」も江戸時代には「をろしや」と書かれたようだ。
これがモンゴル語 Oros、シナ語「俄羅斯」E2luo2si1 と同系であれば、發音が o で假名遣いが「を」wo だったことになり、やはり江戸時代には o と wo が区別されなくなっていたことがわかる。

 
2014年09月23日(火)
江戸時代の日本語でロシアが「おろしや」と呼ばれていたようだが、これは「をろしや」とも書かれたらしい。しかしモンゴル語のОрос(Oros)などから考えてOrosiyaが「をろしや」と書かれた可能性があり、すると江戸時代の人も語源無視で書いていたか。
posted at
08:10:11

 

2014年11月09日(日)
@kyojitsurekishi 日本ではロシアが「おろしや」と呼ばれていたようだ。
ロシアは英語で
#Russiaと呼ばれるが、
ロシア語による自称は
#Россияである。
#russian #русскийязык
朝鮮語でも「#러시아」と「#로씨야」の2種類。
posted at
10:42:56

 

2014年11月12日(水)
Сны о России
(драма, приключения, история / Россия-Япония, 1992) おろしや国酔夢譚 (ロシア - 日本)
posted at
22:40:20

 

@growlasi89 Russia was called Orosiya(>now Rosia) in Japanese.
Russia is called Reo-si-a or Ro-ssi-ya in Korean.
posted at
22:55:21
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参照
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📚『大黒屋光太夫』(山下恒夫著、岩波新書、2004年)📚

 

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