「剣客商売」では田沼意次を肯定的に描いていたようで、「江戸の鷹」では家治が「お鷹組」を組織して治安の維持に当たらせていたが、当然、二重行政であり、奉行所や火付盗改方と衝突することは目に見えていた。

 

『闇を斬る!大江戸犯科帳』の最終回では、諸悪の根源は将軍・家斉ということになり、架空の大目付・一色由良之助(闇奉行)が将軍を諫(いさ)めるため切腹。家斉は隠居した。これが天保8年(西暦1837年)。

 

『剣客商売』は主に安永時代、田沼時代、家治の治世の物語。 『鬼平犯科帳』は主に寛政の改革の時代、家斉の治世の初期の話。『だましゑ歌麿』も同じ時代の話。 『大江戸捜査網』では松平定信が隠密同心を組織していた。

 

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令和4年11月