昭和の末期、おニャン子クラブが解散し、うしろ髪ひかれ隊のメンバーもソロ活動に移っていった。
/工藤静香 = FU-JI-TSU = - YouTube/
/工藤静香 = MUGO・ん…色っぽい = - YouTube/
作曲・編曲: 後藤次利🎹
作詞: 三浦徳子🖊
工藤静香がソロで歌うとき、後ろに2人の女性がコーラスを担当していることがあった。
『オリコン』の読者投書欄「オリコン通信」に、この場面のイラストが描かれた投書があり、「どうせ3人で歌うなら~」という趣旨の文が添えられていた。「うしろ髪ひかれ隊」の活動継続を望んでいる人の意見であろう。後ろの2人は生稲晃子と斉藤満喜子ではなかっただろうが、もしそうでればいいという意見だったと思う。
しかし、そうなると別の疑問が生じた。「うしろ髪ひかれ隊」は「工藤静香がリードボーカルで生稲晃子と斉藤満喜子がバックコーラス」というグループとして存続してよかったのか。
もし「うしろ髪」が実質、「工藤静香がメインで歌って他の2人がコーラス」のグループに落ち着いて存続したら、逆に「これじゃソロのしたほうがましだ」という意見も出ただろう。
「うしろ髪ひかれ隊」の「ほらね、春が来た」を聞くと、斉藤満喜子、生稲晃子、工藤静香の順でソロボーカル(独唱)の部分が割り当てられていた。「うしろ髪ひかれ隊」はそういうグループだったのだろう。
渡辺満里奈が「深呼吸して」を歌ったとき、工藤静香と生稲晃子がバックコーラスをつとめ、名義上は「渡辺満里奈 with おニャン子クラブ」だったことがある。
「うしろ髪ひかれ隊」は「工藤静香 with おニャン子クラブ」でいいのかどうか?
バンドの場合、ボーカルが目立つのは当然として、ボーカルのグループでも、3人以上の場合、歌の各パートを3人がほぼ均等に歌う場合と、一人がリーグボールを担当する場合がある。
例えばアルフィーは楽器もやるので、リーグボーカルを曲ごとに変えていた。
キャンディーズは途中でセンターが交代した。
ソフトクリームの歌を今聞くと、遠藤由美子(久美子ではない)がリードボーカルだったことがわかる。
SPEEDもメインボーカルは今井絵理子と島袋寛子で新垣仁絵と上原多香子はダンスとコーラスだったようだ。
周知のごとく、スーパーモンキーズは途中で安室奈美恵がメインになり、最終的に安室奈美恵ソロとMAXに「分裂」した。
モーニング娘やAKB48などは、曲ごとにセンターが誰かというのが注目されている。
もちろん、曲のほとんどをメンバー全員の合唱で通す手もある。
🎤風間三姉妹(浅香唯、大西結花、中村由真)の場合、サビのコーラス以外はソロボーカルだったが、浅香唯のソロパートが少し多く、「ザ・ベストテン」では視聴者から「なぜ唯ちゃんの歌が長いのか」という趣旨の質問が来ていた。
「Remember」は当時、浅香唯が所属していたレコード会社から出ていた。それが理由らしい。
「内山田洋とクールファイブ」は前川清のソロとどう違ったのか、給料の配分はどうだったのか、売れたグループの解散の理由はそこにあるのかもしれない。
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📅令和4年7月📅