『男はつらいよ寅次郎夕焼け小焼け』、補足

BSテレ東　 #男はつらいよ「寅次郎夕焼け小焼け」（昭和51年、西暦1976年）寅次郎の甥・満男が小学校入学。満男が西暦1976年度で小学校入学したとすると、西暦1969年度（昭和44年度）生まれ。西暦2019年度（平成31年度、5月から新元号）で50歳になる。

「寅次郎夕焼け小焼け」寅次郎は画家の仕事をわかっておらず、名画を「金にかえるためのもの」だけだと思っていた。その寅次郎がまるで画家の秘書のように接待されたところが可笑しかった。

これは江戸落語で聞きなれた噺を上方落語で聞くようなもので、なかなか面白いと思う。主演は桂雀々。 #贋作男はつらいよ

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『男はつらいよ』第17作「寅次郎夕焼け小焼け」（1976年7月）芸者・ぼたん（演：太地喜和子）は200万円の大金を騙し取られていた。ぼたんに同情した寅次郎は池ノ内青観（演：宇野重吉）の絵をカネに換えようと、青観に絵を描くように頼んだが断られた。青観はのちにぼたんに直接、自分の絵を寄贈した

池ノ内青観が寅次郎の頼みを断ったのは当然。寅次郎は池ノ内青観の名画を「カネに換えるためだけのもの」と考えており、芸術的価値を理解していなかった。タレントのサインを欲しがる人が「すぐネットオークションに出すから」ということを理由にするようなものである。

『男はつらいよ』第17作「寅次郎夕焼け小焼け」（1976年7月）ぼたんは池ノ内青観から贈られた絵を受け取ると大喜びしたようで、どんな大金を積まれても人に譲らないで宝物にすると言った。画家はこういう人のために絵を描くのだろう。

『寅次郎夕焼け小焼け』で満男が小学校に入学。担任の先生の一言で満男が寅次郎の甥であることが知られ、それで笑われた。（続く）

（続き）「寅次郎夕焼け小焼け」では、満男の入学の時の話を聞いて寅次郎が激怒し、一度は満男に転校を勧めたが、最終的に寅次郎はさくらに「満男には担任の先生の言うことをよく聞けと言っておけ」と伝言を頼んでいた。（続く）

（続き）次の「男はつらいよ　寅次郎純情詩集」（1976年12月）は寅次郎が満男の小学校の産休講師・雅子先生（檀ふみ）と母親・綾（演：京マチ子）に惚れてしまう話だった。

「男はつらいよ　寅次郎夕焼け小焼け」タコ社長が池ノ内青観の絵を見ていたとき、寅次郎がそれを見ようとして絵を引っ張って破いてしまった、このとき、寅次郎はタコ社長を批判したが、すでに絵には目もくれなかった。寅次郎は、カネに換えられなくなった絵には興味がなくなったのだろう。

「男はつらいよ　寅次郎純情詩集」の終盤で綾（演：京マチ子）が他界。娘・雅子先生（檀ふみ）はそれを寅次郎とさくらに伝えたとき、悲しみをこらえて笑顔を作っていた。これは外国人には理解しにくいだろう。

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