1974年(昭和49年)、山田太郎と里中智と岩鬼正美、殿馬一人が神奈川明訓高校に入学したとき、当時のキャプテン・土井垣将がこう言った。

 

「いいか。高校野球をするからには甲子園出場以外考えるな」
「全国2660の高校がこの代表を目標に目を血走らせて練習してるんだ」
「どうした。高校野球はそれがすべてではないとう顔をしてるじゃないか」
「だが 聞けえ!! 一年やり二年やっていくうちに必ずそういう気持ちになる。それだけの魔力が甲子園球場にあるんだ」
「今からその気構えでやれ!!それについてこれない奴はほっていく。脱落者に助けの手をのべるほど わが野球部はあまくない」

(1974年11月10日初版発行、少年チャンピオンコミックス『ドカベン』10巻掲載)

 

甲子園の魔力はすごかった。

 

『ドカベン』の前の『巨人の星』も、高校野球の地区大会と甲子園大会を丁寧に描いた作品としては画期的だったようだ。

 

田中将大にとっても松井秀喜にとっても甲子園は重要だっただろう。

しかし、今後は甲子園大会の意義も薄れていくだろう。

 

前後一覧

〔2020年(令和2年)5月〕(LivedoorBlog)

〔2020年(令和2年)5月21日前後〕(AmebaBlog)

 

関連語句

高校野球などアマチュア野球史、ドラフト史 [1]〕

高校野球などアマチュア野球史、ドラフト史 [2]〕

高校野球などアマチュア野球史、ドラフト史 [3]〕

 

参照

春と夏の甲子園一覧表

 

中学卒の投手が甲子園を目指さずに16歳でメジャー入り

2018-07-09 02:56:24

 

球界大御所が夏の甲子園を失った球児達へ檄「甲子園だけが人生じゃない。野球バカではいかん。今こそ勉強しなさい」(THE PAGE) - Yahoo!ニュース