2018年9月23日 毎日新聞電子版
 
「日本人は明治、大正、昭和といった元号で時代を理解してきた」という意見があるが、そう言う人は「大化」から「慶応」まで全ての元号も暗記しているのだろうか?
 
「天皇の権威」を重視して「2019年5月1日公表」を主張する人は、カレンダー業界やエンジニアではなく「自民党の支持層」への配慮を考えているようだ。
 
「天皇の在位と元号の不可分一体性が破壊される」と何が問題か考えると、同じ天皇の時代に何回も改元が行われ、社会がもっと「混乱する」ということだろうか。
 
手帳(手帖)メーカーの担当者は「『新元号元年』の手帳を作れなかったのは残念」と話していたようだが、作れないのが当然だろう。「平成元年の手帳」「昭和元年の手帳」「大正元年の手帳」「明治元年の手帳」「慶応元年の手帳」が存在しただろうか。
 
また、記事では「現状では『20年版』のカレンダー・手帳にも元号が入らない可能性がある」となっているが、それでは昭和63年(1988年)の時点で作られた平成元年と平成2年のカレンダー・手帳にも元号は入らなかったのだろうか?おそらく「昭和64年」「昭和65年」で作っていただろう。今回も「平成31年」「平成32年」で何ら問題は無い。
 
官公庁と取引する民間業者は「退位が分かっているのにメリットが全くない。本来なら半年ほど余裕がほしい。当日の発表だと間違いなく混乱する」と言ったようだが、メリットのための生前退位ではないだろうし、「退位が分かって」いなければ、「平成31年」「平成33年」でもよかったのだろか?退位せずとも天皇がいつ崩御するか「分からない」のは前から想定内だろう。半年ほど余裕が必要らしいが、それでは昭和から平成に改元された1989年1月8日までの半年間、つまり1988年7月以降、民間業者はどういう準備をしていたのか?「当日の発表だと混乱」するなら、過去、当日や前日の元号公表のたびに民間業者は混乱していたのか?それなら当日公表でも混乱しないように民間企業が手を打つべきだろう。昭和から平成に改元された時は前日の公表だった。慶応から明治、明治から大正、大正から昭和の改元の時、世の中が混乱していたのだろうか?
 
「平成」きょうであと半年 | 2018/10/31(水) - Yahoo!ニュース  @YahooNewsTopics
 
 
 
 
新元号の事前公表に反対する「保守派」は天皇の生前退位にも反対していたらしい。「保守派」は天皇の休息を一切許さず、崩御の日まで天皇を働かせるつもりだったのだろう。
 
 
 
手帳(手帖)メーカーの担当者は「新元号元年の手帳を作れなかったのは残念」と話していたようだが作れないのが当然だろう。「平成元年の手帳」「昭和元年の手帳」「大正元年の手帳」「明治元年の手帳」が存在しただろうか。

 

手帳(手帖)メーカーの担当者は「新元号元年の手帳を作れなかったのは残念」と話していたようだが作れないのが当然だろう。「平成元年の手帳」「昭和元年の手帳」「大正元年の手帳」「明治元年の手帳」が存在しただろうか。

10:43 - 2019年(令和元年)10月11日

 

 
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