西暦2018年は慶応154年、明治151年、大正107年、昭和93年、戦後73年、平成30年である。
慶応4年が150年前なので、慶応年間に生まれた人は150歳以上。
明治45年(大正元年)が106年前なので、明治生まれは106歳以上。
大正15年(昭和元年)が92年前なので、大正生まれは92歳以上。
昭和64年(平成岩塩)が29年前なので、昭和生まれは29歳以上。
 
中国では西暦2018年は同治157年、光緒144年、宣統110年、中華民国107年(辛亥革命107年)、中華民国共和国建国70年目(69周年)に相当する。
同治年間に生まれた人は1874年以前に生まれたとすると144歳以上。
光緒年間に生まれた人は1908年以前に生まれたとすると110歳以上。
清朝が存在した時代を1912年までとすると、清朝生まれは日本の大正生まれに相当し、106歳以上。
「宣統」という元号は1911年の辛亥革命以降も旧清朝関係者の間で1924年(大正13年)まで使われていたようである。この年に生まれた人は94歳。宣統生まれは94歳以上であろう。
中華人民共和国建国前に生まれた人は69歳以上。
 
今の中国で宣統生まれや光緒生まれはほとんど生きていないだろう。
年令が60代の人は大陸が中華人民共和国になってから生まれたので、生まれた年を西暦(公暦、公元)で書くであろう。
例えば1958年生まれで今年還暦の人の場合、日本人ならまだ「昭和33年生まれ」という風に自分の生まれた年を元号で言うだろうが、中国人なら「一九五八年」と言うだろう。1958年は中間民国107年(106周年)であると同時に中華人民共和国10年目(9周年)でもあるが、中国大陸ではもう、そういう言い方はしないだろう。
 
2019年のカレンダーの中には「平成31年 昭和94年 大正108年」が併記されているものがあるようだ。
これは平成生まれ、昭和生まれ、大正生まれの年齢を計算するのに便利だからであろう。明治生まれは107歳以上なので非常に少なく、「明治151年」は書かれない場合があるようで(下注釋)、明治改元前に生まれた人はいないので「慶応154年」は不要になると判断されているのだろう。
 
それでは、日本のカレダーや書類の生年月日の欄で「昭和」が不要になるのはいつか。
これは昭和生まれの中で一番「若い」人が100歳になるまでに「昭和」が不要になると考えると、平成元年生まれが「100歳」になる年だから、「平成101年」「昭和164年」に相当する年、つまり西暦2089年になる。
次に「平成」が不要になるのはいつまでか。
来年、2019年4月30日まで「平成」である。平成31年生まれの人が100歳になるころには生年月日の欄の「平成」は排除されるだろう。これは「平成131年」に相当する2119年であろう。ドラえもんが作られて7年が経過することには、役所の書類(そのころ、電子化されているかも知れんが)などでは「平成」は不要になるだろう。
 
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関連語句
国慶節 近代中国(タイトル検索)
1949年(内容検索)

注釋
「明治151年」は書かれない場合があるようで
もっとも、明治生まれはまだ存命なようである。
「平成」の次の新元号の制定に関しては、「大正」と同じくTで始まる元号、「昭和」と同じくSで始まる元号、「平成」と同じくHで始まる元号が除外されているのみならず、「明治」と同じくMで始まる元号も、まだ候補から排除されている。次の次の改元からMで始まる元号は復活するかも知れない。

参照