#男はつらいよ「寅次郎心の旅路」(1989)
平成元年の作品。消費税導入直後の話であることがわかる。
posted at 21:01:52
 
#男はつらいよ 寅次郎心の旅路(1989年、平成元年) 
多忙なサラリーマンが心を病んで、そこで寅さんと出会い、旅に憧れる話は「寅次郎真実一路」(1984年、昭和59年)でも描かれた。
心の旅路」では仕事を続けたい日本人女性の希望を日本の男社会が受け入れないことへの批判も描かれた。
posted at 22:08:38
 
#男はつらいよ「寅次郎心の旅路
ウィーン(Wien、Vienna)で久美子(演:竹下景子)が、川で釣りをしている人に何を釣るのか聞いたら、釣り人は「魚」と答えた。「魚:はドイツ語でFischであろう。
欧州人は余り魚の種類にこだわらないようだ。
posted at 22:20:37
 
「寅次郎心の旅路」
満男が大学に落ちて浪人。高校卒業が1989年春であれば1970年度生まれ(1971年の早生まれを含む)、2018年1月の時点で47~48歳。伯父の寅次郎はどうか。寅さんが1940年11月生まれとすると、存命なら2018年1月時点で77歳、1989年当時は48~49歳だったことになる。
 
 
「寅次郎心の旅路」
金田一春彦は団体旅行でインドに行った時、ニューデリー(New Delhi)のホテルで魚のフライが出たので、何の魚かボーイにたずねたところ、ボーイはsea fishとだけ言って、それ以上、詳しい説明をしなかったらしい(岩波新書「日本語」)。
 
モーツァールト(1756~1791)と同時代の人物には
平賀源内(1728~1780)、
長谷川平蔵(1745 or 1746~1795)、
マリー・アントワネット(1755~1793)、
エカテリーナ2世(1729~1796)がいる。
大黒屋光太夫(1751~1828)や松平定信(1759~1829)が他界した時の少し前に西郷隆盛(1828~1877)が誕生。
 
『のび太の日本誕生』と同時期の作品で、バブル経済、消費税、地価高騰などの時代の作品である。
 
 
男はつらいよ 寅次郎心の旅路(1989年、竹下景子出演)
ウィーンを訪れた寅次郎は、さくらたちへのメッセージをトイレットペーパーに書いて、日本人旅行者に渡し、柴又まで届けてもらった。
シナ語で言えば「手紙」shouzhi(トイレットペーパー)を「信紙」xinzhi(便箋)として用いたことになる。
 

オーストリア(Österreich、Austria)の「ウィーン」はドイツ語でWien、英語でViennaであるが、『男はつらいよ 寅次郎心の旅路』では英語の台詞や予告字幕の中でもWienであった。日本人にはWienの方が分かり易いだろう。

午後9:56 · 2020年11月14日

 

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