最終回で竜(演:京本政樹)、政(演:村上弘明)、壱(演:柴俊夫)、弐(演:梅沢富美男)の人相書が貼り出された。
DVDでは身長や年齢などがクローズアップされ、文末の年号が見づらかったが、丙寅の年のように見えた。
実は『激闘編』の最終回が放送された1986年(昭和61年)が丙寅の年で、放送日は7月25日だった。
江戸時代における丙寅の年は1626年寛永3年)、1686年貞享3年)、1746年延享3年)、1806年文化3年)、そして幕末の1866年(慶応2年)である。
「身丈(みのたけ)」の「丈」の右上に点があって「𠀋」になている。「犬」ではない。
年齢の後、「邊り」を意味する箇所が「許り」になっている。
現代シナ語の文庫でも「許」xu3は近似値を意味する。
 
組紐屋の竜
身𠀋 五尺四寸
特徴 色白にて痩形なり
年齢 弐拾五歳許り
 
鍛冶屋の政
身𠀋 五尺七寸
特徴 長身にて痩形なり
年齢 弐拾八歳許り
 
壹助
身𠀋 五尺四寸
特徴 中肉中背
年齢 参拾五歳許り
 
貮造
身𠀋 五尺三寸
特徴 中肉中背
年齢 参拾歳許り
 
新任の筆頭同心・小堺兵馬(演:藤堂新二)が中村主水に着いて調べ、主水が関わった事件で容疑者が逮捕されずとも死亡しており、「中村さんには特殊な人脈があるのでは」と推理。主水と毎日一緒に奉行所で仕事をしていた田中様ほか他の上司は気付かなかったのだろう。
 
@kyojitsurekishi 「必殺仕事人V激闘編」では主水の職場に赴任した新人の同心が過去の事件を調べ、主水には奉行所以外に特殊な人脈があるのではないかと考えた。主水と長く一緒に仕事をしていた同僚たちがこれに気付かなかったとすると役人が怠慢だから裏稼業が成立していたのだろう。
posted at 10:32:35
 

必殺シリーズの場合、中村主水が同僚や上司を仕置した際に、内部の犯行とばれなかったのが不思議である。

 
twee(壱) (弐)〕〔TWEET(参)〕
 
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関連語句
丙寅(twilog)

参照