2013年には「水戸黄門」が舞台で一時的に復活し、「大岡越前」がNHKのBS時代劇でリメイクされた。この2作に共通するのはナショナル劇場の時代のテレビ局(TBS)とスポンサー(松下電器)がスッポリ抜けたことで「復活」した点である。
 
ナショナル劇場の「水戸黄門」「大岡越前」「江戸を斬る」を作っていたのはTBSと松下電器とCALであろう。2013年の舞台版「水戸黄門」はメインの出演者がTV版と同じ。NHKの東山「越前」はNHKとCALの制作で音楽や基本設定がTBS版と同じだ。
 
 
昨日、NHKのBSプレミアムで、以前TBSで放送されてい加藤剛主演、CAL制作(or製作)の「大岡越前」をやっていた。里見浩太朗が政吉でゲスト出演。どうも越前と敵対する悪人たちの方にも一理あると思えてきた。人情より厳格な法の運用を重視する側の意見もわかる。
 
「水戸黄門」は講談から映画、テレビを経て、生の演劇という形で継承されるのであろう。
 
@kyojitsurekishi 水戸黄門は舞台、スペシャルで復活。大岡越前はテレ朝の北大路版を経て東山紀之主演でNHKでリメイク。民放の連続枠では無理ということだ
『水戸黄門』復活関連tw(2015年2月12~14日) - Y!ブログ
posted at 22:42:14
 
@kyojitsurekishi 「水戸黄門」スペシャルでは水戸市の観光PRのCMがあったが、レギュラー枠時代にご当地がスポンサーにならなかったのは不思議。日立のCMもあったようだ。むしろ松下電器の方がお門(かど)違いだった。むしろCALの「#水戸黄門」という時代劇にとっては、パナソニックが撤退してくれた方がよかったわけだ。夜8時のレギュラー枠から夜9時以降のスペシャル枠に移り、水戸市と日立、JR(京都旅行PR)がスポンサーに加われば存続の可能性はあるわけだ。
posted at 11:04:0711:10:11
 
「水戸黄門」のスぺシャルに水戸市のCMが流れた。これが当たり前である。水戸市が自分でCMも廣告料も出さず、松下電器のカネで42年間タダで宣傳してもらった時代がそういつまでも続くわけがなかった。連続時代劇の減少で京都の撮影所も焦っていたようだが、過去、太秦(うずまさ)が「水戸黄門」放送枠でCMを出したことがあるのか?スペシャルで復活した水戸黄門にやっとJRの京都旅行のCMが出た。
 
「水戸黄門」終了についてTBS関係者は「視聴率でなく役割を終えたから」としていた。しかし一般的に視聴率が下がるとテレビ局の方で番組終了を考える。またパナソニックにとって時代劇は高齢者の視聴者が多く、家電のCM効果が期待できなかったようだ。
 
『水戸黄門』は2015年に2時間スペシャルで復活した。毎週月曜夜8時のナショナル劇場枠でなく夜9時スタートの単發スペシャルだから復活できたのだろう。
2015年の「水戸黄門」復活スペシャルは夜8時台の旧ナショナル劇場・パナソニック ドラマシアター枠でなく夜9時以降の月曜ゴールデン枠で放送。パナソニックが事実上、提供から外れた結果、水戸黄門SPの視聴者を顧客として狙う各企業や水戸市がCMを出した。
TBSが水戸黄門を復活させるのを妨げた障碍は「夜7時~9時枠はバラエティの方が数字を獲れる」「連続時代劇だと出演者が京都の撮影所に集まりにくい」「スポンサーだったパナソニックにとって超高齢の水戸黄門ファンはもう顧客ではない」という点だったのだろう。
 
黄門様の印籠「効果ない」放送 水戸市、BPOに意見書(朝日新聞デジタル) - Yahoo!ニュース〕
T-CupBlog〕 2016/3/1  22:10
 

@kyojitsurekishi

「水戸黄門」は昔の日本各地に常に不正をする者がたくさんいて、地元の人間に自浄能力がなかったという価値観で作られていた。 

TBS番組「放送倫理上の問題なし」…BPO(読売新聞) - Yahoo!ニュース 

午後8:46 · 2016年3月11日

 

 
 
「水戸黄門漫遊記」はもともと講談であり、明治~大正~昭和の時代に映画化され、月形龍之介が映画で光圀を演じたのは有名だろう。東野英治郎以降の「水戸黄門」はテレビの時代に適応して人気を集め、西村晃に受け継がれ、平成の時代を迎えた。
 
 
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