2013年には「水戸黄門」が舞台で一時的に復活し、「大岡越前」がNHKのBS時代劇でリメイクされた。この2作に共通するのはナショナル劇場の時代のテレビ局(TBS)とスポンサー(松下電器)がスッポリ抜けたことで「復活」した点である。
ナショナル劇場の「水戸黄門」「大岡越前」「江戸を斬る」を作っていたのはTBSと松下電器とCALであろう。2013年の舞台版「水戸黄門」はメインの出演者がTV版と同じ。NHKの東山「越前」はNHKとCALの制作で音楽や基本設定がTBS版と同じだ。
「水戸黄門」は講談から映画、テレビを経て、生の演劇という形で継承されるのであろう。
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「水戸黄門」のスぺシャルに水戸市のCMが流れた。これが当たり前である。水戸市が自分でCMも廣告料も出さず、松下電器のカネで42年間タダで宣傳してもらった時代がそういつまでも続くわけがなかった。連続時代劇の減少で京都の撮影所も焦っていたようだが、過去、太秦(うずまさ)が「水戸黄門」放送枠でCMを出したことがあるのか?スペシャルで復活した水戸黄門にやっとJRの京都旅行のCMが出た。
『水戸黄門』は2015年に2時間スペシャルで復活した。毎週月曜夜8時のナショナル劇場枠でなく夜9時スタートの単發スペシャルだから復活できたのだろう。