タイム・ルーム昔のカキの物語   10頁 小四88年7月号(タイム・ルーム)
 
 ドラえもんの「昔のカキの物語」。原作は、てんコミ40巻収録で1988年の「小四」7月号掲載らしい。作中の30年前が1958年(昭和33年)なら少年時代のび助の頭が坊主でも自然だが、1985年(昭和60年)当時であれば坊主頭の小学生は少なくなっていた。
 
 のび太の父・のび助にとって、父が厳しく、母が優しかった。のび太にとって、父が優しく、母が厳しい。玉子の母も結構、厳しかった。
 
 「昔のカキの物語」
30年前は1985年にしては【家の作り、町の様子や人々の髪型、服装などが】古すぎる。1958年ごろならまあ納得か。ではこの回ののび太の少年時代は2015年でなく1988年か?
related tweet(1) (2) (3) (4) (5) (6) (7) (8)
 
 2015年の秋から30年前は1985年の秋、映画「宇宙小戦争」と「鉄人兵団」の間。原作「ハリーのしっぽ」の時代設定は1985年で、戦後40年。のび助の疎開経験の設定はこの辺で既に破綻している。
 
 「夢まくらのおじいさん」(てんコミ14巻)によるとのび太の祖父はのび太が生まれる前に他界。「ハリーのしっぽ」(33巻)では、のび太の祖父より1代前の曽祖父・のび吉が1910年当時10歳くらい。
posted at 23:27:00
 
ドラえもんの「夢まくらのおじいさん」は1976年(昭和51年)の作品で、当時から30年前は1946年(昭和21年)。「昔のカキの物語」は1988年(昭和63年)の作品で、当時から30年前は1958年(昭和33年)。小学生が坊主頭なのは納得できる。ところがこれらの話が2010~2015年にアニメ化されると、のび助は1980~85年当時の作品の息子・のび太と同世代になるため、小学生でも普段着が白い肌着1枚、髪型が坊主頭というのは古すぎて、不自然になってしまう。30年前の場面で赤い筒状の丸型ポストもあった。
 
 ドラえもんの「ハリーのしっぽ」の劇中の時代は戦後約40年。のび助は終戦当時赤ん坊か、終戦直後生まれ。戦後約25年の時の「白ゆりのような女の子」で描かれた少年期の疎開経験の設定は既に破綻していた。
 
補足
 
この場合、カタカナの「カキ」は「牡蠣」でなく「柿」だろう。
 

もし令和2年(2020年)11月の時点で のび太が小学5年生で11歳だと仮定すると、のび太は平成21年(2009年)8月7日生まれ。のび太の両親が令和2年の誕生日で36歳~38歳だとすると、この二人が生まれた時期は昭和57年(1982年)から昭和59年(1984年)までの間になる。

午前8:17 · 2020年11月26日

 

RT RT RT RT RT RT  RT RT RT RT RT  RT
tweet(1) (2)〕〔TWEET(3)〕
 
前後一覧
2015年10月(Y!Blog)
平成27年10月〕(AmebaBlog)
 
関連語句
のび太 ママ<すべて> <ツイート>(twitter) 

参照