昔、中曽根康弘氏が首相在職時に「日本は単一民族」と言ってアイヌから批判されたが、在日華僑でも個人レベルで中曽根康弘氏と同じ考えを持っている人がいた。だが満州族はほとんど漢族化しても「满族」を名乗る。
江原みちえさんの「秘密の大連」(1999)によると中国人の先生が「中国には56の民族がいます。日本にはいくつ民族がいますか?」と聞いて当の日本人が答えられなかったらしい。その先生は「日本には大和とアイヌの2民族がいる」と認識していた。では琉球は?
今回の統一地方選挙では候補者が定数に満たないで無投票当選になった地域が多かったが、さすが
札幌ではきちんと投票が行われ、特に東区では無所属が落選、政党・会派の候補が当選。何とか政党政治が機能していた。
金子快之は「アイヌは昔、
チセというわらぶき小屋に住んでいたが今、そういう生活をしている人はいない」ことだけを理由に「アイヌ民族はいない」と断定しているが、日本人が和風の家に住まなくなったからって「日本人はもういない」と思う人がいたら頭が固すぎる。
金子快之(かねこやすゆき)札幌元市議が選挙広報に「職業、予備自衛官」と書いていたらしいが、それは当然で、「自衛官」であることは日本の誇りであって、何ら恥ずべきことではない。ただアイヌに関する彼の言説は論理が破綻しており、金子氏は落選してよかった。
落選した金子快之氏が選挙広報に「職業、予備自衛官」と「正直に」書いていたらしいがこれは当然。一時期、政治家の経歴詐称が問題になったことがある。田中美絵子も映画出演は問題ないが公表してなかったせいで当選後、謝罪する羽目になったようだ。
金子快之の敗因は自民党札幌市連から除名され、市議会から辞職勧告をされても市議を続けようとしたのが結果として無理だっただけで、予備自衛官の経歴は公職選挙法や文民統制に触れなければ問題ない。その意味で比例区当選で維新の党から除名された上西小百合に近い。
日本政府がアイヌを先住民族と認めたのは自民党の福田康夫~麻生太郎内閣の時だったか。金子快之はなんで自民党会派に入ったんだ?アイヌの存在を否定したら除名されるのは当然だろう。
金子快之は「本土系北海道人」。道産子から見ればロシア人、中国人、朝鮮人、モンゴル人等と同様、金子氏も「海の向こうから来た人」に過ぎないだろう。排外主義的な主張をすれば真先に自分が排除される覚悟はあるか。
「完全に大和な人」「純粋な日本人」の定義は何か?誰でもそこを曖昧にして「完全にアイヌな人」「純粋なアイヌ」の存在を問うたところで意味がない。
@nkiri123 札幌の元市議・金子快之氏の落選は自業自得、因果応報ですが、この人は所属する自民党会派の見解と違うことを主張したので除名され、無所属になって落選したわけです。「今の政権の姿」を反映しているは彼の敗戦後の姿勢でなく、彼の落選そのものでしょう。
札幌市民が金子快之の再選を防ぐには、当選した市議たちがアイヌの存在を認めた上で、アイヌ支援に不正のないよう勤める以外にない。一部の中国人が日本人に成りすまして不正をしても、「日本人」は「存在」する。
支持者はマスコミを逆恨みしても意味がない。彼を落選させた「張本人」は自民党と札幌市民だ。
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平成27年4月
関連語句
参照
>「アイヌ民族否定発言、金子やすゆき落選のお知らせ」