その後、第32部の後の1000回記念スペシャル(2003年放送)では馬渕英里が成長したお梅を演じていたようだ。
馬渕英里は1979年生まれなので、2003年当時は24歳。劇中のお梅は何歳の設定だったのだろうか。
光圀は隠居して10年後に他界しており、光圀隠居の時期に生まれたお梅は、光圀存命時には10歳以下だったはず。
大河ドラマ『江』の上野樹里のように20代で10歳くらいの少女を演じていたのだろうか?
逆に劇中のお梅が数え年24歳とすると時代が光圀没年の1700年としても、お梅誕生は23年前の1677年。
お梅が1700年で数え年20歳だったとすると1681年生まれ。
綱吉が将軍になったのは1680年だから、その前後にお梅が生まれたことになる。
では第9話でお梅が生まれた時、光圀はまだ「隠居」ではなかったのか?
なお、内藤剛志扮する弥七は独り身のようで、お新とお梅の存在は「なかったこと」にされたようで、最終回スペシャルで宮園純子は「おふじ」を演じていた。
高橋元太郎の「うっかり八兵衛」と林家三平の「ちゃっかり八兵衛」が「別人」であるように、中谷弥七と内藤弥七は「別人」なのだろうか。
次に、お銀について考えてみる。
第23部と第24部の間の『水戸黄門外伝 かげろう忍法帖』でお銀が「10年ぶり」に里帰りしたらしい。
ところが『外伝』の時代設定を元禄10年とすると、お銀の里帰りが「10年」という設定であれば、お銀が光圀と「出会った」のは光圀の隠居前、藩主時代になってしまう。
元禄10年から10年前は貞享4年(1687年)であり、光圀は元禄3年(1690年)に隠居したから、『外伝』のお銀は光圀が水戸藩主だった時代に故郷を離れたらしい。
お銀が初登場したのは『水戸黄門』第16部であり、この時点で光圀は隠居(1690年以降)なので、これが『外伝』の劇中の時代から「10年前」とすると矛盾が生じる。
なお、第29部以降、由美かおるの演じたくノ一(女忍者)は「疾風のお娟(はやてのおえん)」であるから、第29部から第43部までの作品では、かげろうお銀は「いなかったこと」にされている。
お娟がお銀でないなら、お娟は弥七やうっかり八兵衛や飛猿とどういう知り合いなのか。
光圀の隠居期間は10年なのにナショナル劇場の『水戸黄門』ではその10年間が42年かけて描かれたため、時間軸が滅茶苦茶になっていたようだ。
お梅が「初登場」した第9部の時、光圀を演じていたのは東野英治郎。
お銀が光圀の部下になった第16部の時、光圀を演じていたのは西村晃。
『外伝』の時は佐野浅夫が光圀を演じていた。
由美かおるの役がお銀からお娟になった第29部は石坂浩二が光圀役のシリーズ。
お梅が「再登場」した時は里見浩太朗が光圀を演じていた。
やはり光圀役が交代すると別の時間軸の話になっていたか。
里見黄門の途中での設定変更は異様だが、西村黄門でも助三郎が里見浩太朗からあおい輝彦に移ると志乃(演:山口いづみ)が「いなかったこと」にされ、里見黄門の時になって、助三郎が原田龍二のシリーズで助三郎が美加(演:須藤温子)と結婚したが、助三郎役が東幹久になると美加が「いなかったこと」にされ助三郎が再び独身となり、改めて志乃(演:大村彩子)と結婚した。
こうなると、助または格の配役の変更でも時間軸が変更されていたようだ。
すると10種類になる。
[1]東野・杉・横内(第1部~第2部)
[2]東野・里見・横内(第3部~第8部)
[3]東野・里見・大和田(第9部~第13部)
[4]西村・里見・伊吹(第14部~第17部)
[5]西村・あおい・伊吹(第18部~第21部)
[6]佐野・あおい・伊吹(第22部~第28部)
[7]石坂・岸本・山田(第29部~第30部)
[8]里見・岸本・山田(第31部)
[9]里見・原田・合田(第32部~第41部)
[10]里見・東・的場(第42部~第43部)
[11]里見・原田・合田([9]と同じ、2013年舞台版、2015年スペシャル版)
@robot_naotan 由美かおるの見た目があまり年を取っていないのは独自の健康法によるものでしょうが、お銀またはお娟の場合、「水戸黄門」の劇中では数年しか経過していないでしょう。お銀またはお娟の登場は合計四半世紀に及びましたが、光圀の隠居期間は晩年の10年間だけですので。
水戸黄門3時間SP(里見浩太朗主演)に弥七とお新の娘・梅が登場したらしい。第3部(東野英治郎主演)の描写から弥七とお新が夫婦になったのは光圀隠居後。お梅がその時生まれたとして、尾張光友が藩主だった時、お梅は満3歳以下で、光友没年でもお梅は10歳以下。
〔5:58 - 2014年8月9日〕
〔5:58 - 2014年8月9日〕
〔水戸黄門 C.A.L〕(1000回記念SP)
〔32部〕(C.A.L)
馬渕英里何は1979年生まれで、2003年の「水戸黄門」1000回記念3時間SPに出ていたときは24歳。これで10歳以下のお梅を演じていたとすると、2011年の「江~姫たちの戦国~」で当時24歳の上野樹里が10歳の江を演じたのも似たようなものだ。
〔8:34 - 2014年8月9日〕
〔32部〕(C.A.L)
馬渕英里何は1979年生まれで、2003年の「水戸黄門」1000回記念3時間SPに出ていたときは24歳。これで10歳以下のお梅を演じていたとすると、2011年の「江~姫たちの戦国~」で当時24歳の上野樹里が10歳の江を演じたのも似たようなものだ。
〔8:34 - 2014年8月9日〕
もし、弥七の娘・お梅が再登場(再々登場?)したら、アキとキャラクターがダブったか。ところでアキを演じた斉藤晶は1995年生まれなので今年で20歳。時間の流れは速い。疾風のお娟の部下だったくノ一3人組・せん・みつ・ひではどうしたんだろうか?
弥七とお新の間の娘・お梅は光圀隠居の時代に生まれたはずだが、1000回記念SPに再登場した時は20代の女優が演じていたわけだ。徳川光圀は1690年に63歳で隠居し、10年後の1700年に73歳で没している。設定上、成長したお梅は何歳だ?
〔胡乱@uron45102〕
普段はニヒルな弥七が、娘ができたとハイテンションで報告しに来るエピローグ面白い。この最終回、視聴率が水戸黄門史上最高の43.7%、というかテレビ時代劇作品の中で史上最高視聴率なんですって。そして次回からは10部と思いきや、なぜか11部がスタート。
〔#水戸黄門〕
風車の弥七と霞のお新の間に娘「お梅」が生まれたのが光圀(1628~1701)の隠居(1690)の後であれば、光圀存命の時期における「お梅」の年齢は数え年11歳以下。
光圀の没年は陽暦では1701年。これが1700年とされるのは「元禄13年」を「1700年」に置き換えた疑似西暦による。
前後一覧
平成27年1月23日前後(Y!Blog)
〔2015年(平成27年)1月17日~1月23日〕(AmebaBlog)
関連語句
〔助三郎〕(Y!Blog)
参照
T-CupBlog>〔『水戸黄門』視聴率一桁→キャスト若返りは雛形あきこ一人だけ〕
T-CupBlog>〔『水戸黄門』の光圀、助三郎、格之進役変遷〕
T-CupBlog>〔『水戸黄門』終了の原因は6代目水戸光圀役の候補がいなかったからか?〕
T-CupBlog>〔笹野高史と歌舞伎〕
T-CupBlog>〔『水戸黄門』を光圀・助・格の組み合わせで分類〕
T-CupBlog>〔『水戸黄門』の光圀、助三郎、格之進役変遷〕
T-CupBlog>〔『水戸黄門』終了の原因は6代目水戸光圀役の候補がいなかったからか?〕
T-CupBlog>〔笹野高史と歌舞伎〕
T-CupBlog>〔『水戸黄門』を光圀・助・格の組み合わせで分類〕
T-CupBlog>〔2014年(平成26年)8/8BS-TBS水戸黄門3時間SP〕