20:47 - 2014年12月23日:Twitterで表示された日時
 
水田わさびはドラえもんの声優に選ばれた時は作品をよく知らず、原作を読んで猛勉強し、のび太の友だちのようなキャラクターを演じるようにしたらしい。大山のぶ代版で変貌した作品のイメージを白紙に戻し、原作に立ち返る意味で、スタッフはいい人選をした。
 
ドラえもんの「ぼくドラえもんです」、スネ夫の「のび太の癖に生意気だぞ」、しずかちゃんの「のび太さんのエッチ」などの台詞は大山のぶ代版のアニメでひろまったような気がする。70年代に原作を読んでいた時にはそんな台詞は印象に残っていなかった。
 
今思うと大山のぶ代版のドラえもんはキャラクターの性格や台詞の細部まで変えられており、26年間の「大山のぶ代版のドラえもん」によって世間でのドラえもんのイメージがいかに変質していたかがよくわかる。
 
1970年代にリアルタイムで原作を見ていた立場として見ると、ドラえもんのアニメ化作品としては「わさドラ」が本物であり、「のぶ代ドラ」が亜流である。のぶ代版の時代は世間にドラえもんを定着させ、わさドラを生み出すための下地作りの段階だった。
 
「大山のぶ代版ドラえもん」は1979年4月から2005年3月まで放送されたが、個人的にリアルタイムで見た「のぶ代版」は79年からせいぜい80年までの1年前後の作品だった。わさドラは2008年ごろから見始めたので6年以上の付き合いである。
 
波のまにまに☆(@namima2)さん  Twitter

かようにバッシングなどというものに意味はなし!継続こそが真実。 

水田わさび、ドラえもん役10年…バッシングを振り返る 旧声優陣からのエールに涙- ぐら速 -声優まとめ-

 

悟空の声だったら人形劇「飛べ!孫悟空」では志村けんがやってましたし、アニメ映画「のび太のパラレル西遊記」では小原乃梨子さんでした。テレビアニメの「悟空の大冒険」では右手和子さんだったようです。違和感を持たれるからって一々代えてたら違和感を増産するだけです。
 

富田耕生と野沢雅子ですら数箇月で降板させられた。10年続いたわさドラは完全に定着した。

 
ドラえもんのスタッフが水田わさびを10年使い続けているのは英断である。対照的なのが富田耕生から野沢雅子への急な交代。当時、富田ドラに違和感を持った旧ファンもいたのかもしれない。しかし富田版になじんでいた当方は急な声の変更に困惑したものだ。
 
 
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参照
〔2014年12月(平成26年師走)書き込み一覧