@kyojitsurekishi 春日太一氏は「なぜ時代劇は滅びるのか」で「江~姫たちの戦国~」の中盤で豊臣政権下でのホームドラマに時間が費やされ、江の晩年の家光と忠長のドラマが省かれたと指摘。何しろ家光と忠長は「江」の最終回で少年からいきなり大人に成長していた。
posted at 22:42:50
 

@kyojitsurekishi

家康没後の江、秀忠、忠長については「葵 徳川三代」の方が描写が細かい。「江」の脚本家は秀吉と茶々の「恋愛ドラマ」に時数と時間を浪費しすぎたのではなかろうか。

午前6:36 · 2014年10月3日

 

「軍師官兵衛」でも長政と糸、秀吉と茶々の恋愛ドラマ風のやりとりはストーリーの流れを妨害するだけで無駄に見える。こういう場面を毎回見たがる人たちは「水戸黄門」で女優の入浴が目当てだったオヤジと対して変わりがない。

午前6:36 · 2014年10月3日

 

@kyojitsurekishi 現代日本の時代劇の脚本家は戦国武将や姫に反戦思想を語らせるが、戦が繰り返された「史実」は曲げられず、登場人物は嫌う戦を繰り返した二重人格者に見えてしまう。
posted at 08:32:22
 
@kyojitsurekishiなぜ時代劇は滅びるのか」で言及されていた「天地人」の架空のキャラクター・初音(演:長澤まさみ)。原作では真田幸村の姉で、ドラマで「妹」に変更されたが、途中で原作通り「姉」になったらしい。「真田太平記」で岡田有希子が演じた於菊は幸村の妹だった。
posted at 16:12:59
 
@kyojitsurekishi これが「なぜ時代劇は滅びるのか」で言及されていた初音の設定変更。
2009年01月28日 大河ドラマ『天地人』で長澤まさみ演じる役設定が急遽変更 ニュース-ORICON STYLE-
posted at 16:15:35
 
@kyojitsurekishi 春日太一氏の「なぜ時代劇は滅びるのか」によると大河ドラマの制作サイドが考える「女性視聴者」は歴史や合戦に興味がない人たちらしい。「おんな太閤記」でも橋田壽賀子が「合戦シーンは要りません」と言ったようで、田渕久美子脚本の「江」でも合戦シーンは少ない。
posted at 18:41:51
 
@kyojitsurekishi 春日太一氏は「なぜ時代劇は滅びるのか」で岸谷五朗を酷評しており、梅安としても秀吉としても「緒形拳には及ばない」という見方か。こちらの感想としては岸谷五朗の梅安役の無表情さと秀吉役の表情出し過ぎのギャップに演技の幅を感じた。
posted at 17:56:57
 
@kyojitsurekishi 春日太一氏も「なぜ時代劇は滅びるのか」で「篤姫」と「江」を批判しているが、あくまで「時代劇に虚構があって当然」という立場で、それで「江戸時代を題材にしたフィクション」として批評している。単なる知識の羅列でなく、流れとなって結論にむすびついている。
posted at 11:46:32
 
@kyojitsurekishi 「平清盛」の「王家」使用についても制作サイドとしては「史実」を重視したはずが、逆に誤解されたのかも知れない。「天皇家」「皇室」といった用語は近代になって作られたものだとする説もあるらしい。
posted at 22:49:33
 
@kyojitsurekishi 「江」の中の「信長の杯」と「お市の小豆の袋」に関する異説は、スタッフが「史実」を重視するか新説を紹介する意味で採用したのだろうが、一般にはこういったことは余り話題にならず、江姫の伊賀越え参加や清州会議盗み聞きなどの脚色が批判されている。
posted at 23:10:24
 
@kyojitsurekishi つまり時代劇について「史実と違う」という批判をする人は多いが、時代劇のスタッフがそれで「史実」に近づける試みをしても、大した評価はされないということだ。
posted at 23:12:45
 
@kyojitsurekishi 春日太一氏によると、大河ドラマのスタッフが男を主人公にして重厚なドラマを作ると視聴率が下がり、「利家とまつ」から女性向け路線が強化されたらしい。そして春日氏も鈴木嘉一氏も「江」には批判的だった。
posted at 11:18:59
 
@kyojitsurekishi 春日太一氏は「なぜ時代劇は滅びるのか」で、「江」に比べて「平清盛」と「八重の桜」はまだよかったが、多くの視聴者が「江」で呆れ果てて大河ドラマを見なくなったと分析。そうかも知れないが、NHKは「江は成功、清盛は失敗」と見て「江」の路線を続けるだろう。
posted at 14:00:16
 
@kyojitsurekishi 春日太一氏が「なぜ時代劇は滅びるのか」で言及した「天地人」での初音(演:長澤まさみ)の設定変更については、大野敏明氏も「歴史ドラマ大ウソ」第一章「NHK大河の嘘八百」で述べている。大野氏は「ドラマは嘘の話である」という基本をわかっているのだろうか。
posted at 23:55:31
 
@kyojitsurekishi 春日太一氏は最近の時代劇について「何でも説明してしまう脚本」が駄作だと言う。これに関しては「おんな太閤記」の時からそうで橋田壽賀子は主婦が家事をしながらテレビを「聞いて」も筋がわかるよう台詞を長くしたらしい。時代劇はテレビよりラジオにふさわしい。
posted at 10:00:04
 
@kyojitsurekishi 春日太一氏は「なぜ時代劇は滅びるのか」で最近の時代劇の「饒舌な脚本」が問題だと言う。「軍師官兵衛」では軍師が主人公なのに朝鮮出兵でも戦闘の描写はほとんどなく、黒田家のホームドラマや、秀吉と官兵衛の最後の会話に時間が割かれていた。
posted at 22:24:58
 
kyojitsurekishi 春日太一氏の「なぜ時代劇は滅びるのか」は「助さんが水戸老公に変装しているような水戸黄門」「暴れん坊将軍が遊び人に扮しても似合わない遠山の金さん」「三枚目の密偵がいない必殺仕事人」に対する批判があって、21世紀の時代劇のスタッフに勧めたい本である。
posted at 21:05:30
 
@kyojitsurekishi しかし春日太一氏は「京都で撮影される民放の連続時代劇」の存続にこだわりすぎているように見える。「信長協奏曲」のロケ地をネットで調べると東日本に集中しているように見える。
posted at 01:45:15
 
@kyojitsurekishi 春日太一氏は「なぜ時代劇は滅びるのか」の中で、フジテレビが時代劇を連続枠から年数回のSP枠に移したことを「時代劇への冷遇」のように取り上げている。しかしこれは京都の撮影所の都合であり、撮影所が中部地方や東日本でできれば連続時代劇は復活するのである。
posted at 01:49:33
 
@kyojitsurekishi 民放が時代劇をスペシャル枠に移した理由の一つは、出演者を京都の撮影所に長期間拘束するのを防ぐためだ。「信長協奏曲」のスタッフはその問題点をクリアしたのであろう。
posted at 01:52:32
 
「信長協奏曲」等で民放の連続時代劇が復活か。
今後、時代劇の制作者は「京都での撮影」という呪縛から脱却して日光江戸村を含めて日本各地で撮影場所を探すことが必要だろう。
posted at 01:04:07
 
「信長協奏曲」の撮影は茨城や栃木などで行われたこともあるらしい。では「水戸黄門」の撮影は昔から京都だったのだろうか。「水戸黄門」こそ、茨城や栃木で、更に東京、千葉や神奈川などで撮影すべきだったのではないか。
9:50 - 2014年11月21日:Twitterで表示された日時
 
「信長協奏曲」とは逆に「忍者武芸帳」では本能寺の変の時の光秀が影武者だった。
7:00 - 2014年11月23日:Twitterで表示された日時  
 
単純に視聴率で優劣を決めると「江」より「平清盛」が低かったから、「清盛」は失敗で「江」はまだましという結論になります。春日太一氏は「『江』で呆れた視聴者が『清盛』以降を見なかった」と分析してますが、結局、作り手だけでなく視聴者にも問題がありそうです。
 
視聴者も問題。「大河は戦国と幕末の繰り返しで飽きる」と言いながら源平を扱った作品が出ても見ないし、「画面が綺麗すぎ」と言いながら「汚く」した作品にケチをつける。
 

「江」が放送された2011年当時は年末に「坂の上の雲」があって、大河の話数が普段より少なかったのに、豊臣政権下での浅井三姉妹と男たちの恋愛ドラマや家族ドラマに話数が浪費され、関ヶ原→大坂夏の陣→家光の将軍就任は駆け足で、江の晩年は割愛された。

午後7:58 · 2014年12月30日

 

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