朝日新聞の「時代劇は生き残れるか」で縄田一男氏は「時代劇の醍醐味はチャンバラ」と言うが、山田洋次監督は「クロ現」で「時代劇はチャンバラが全部ではない」「世界では歴史について人間について描かれた作品が評価されている」としている。
 
「時代が変わっているのに時代劇が旧態依然(時代の流れ)」なのか「時代劇ファンは昔のままなのに時代劇が変わった(例えば21世紀の時代劇に多いとされる“ミスキャスト”)」のか、そこが総括されないままで「水戸黄門」終了から3年近く経過している。
 
>葵の紋の印籠を見せ悪を懲らしめる天下の副将軍のあの単純なパターンを、42年もつくり放送し続けてきた我慢強さには敬意を表したいが、どれほどの高齢者が飽きずに見ていたか。さすが山田監督、よく分かっている
 
この記事の締めくくりは「水戸黄門の葵の紋のマンネリが飽きられた」としているようだ。しかし、石坂黄門でスタッフが印籠のないシーンを試みても視聴者に受け入れられなかった。
 
「クロ現」で山田洋次監督が何と言っていたか再確認。
 
@kyojitsurekishi 朝日新聞の記者は「半沢直樹」と「ドクターX」を「現代の水戸黄門」だと思っているようだが、その認識が時代劇を「滅ぼす」一因となっている。朝日の記者は「時代劇は生き残れるか」という特集をしながら「なぜ時代劇は滅びるのか」を読んでいないのだろう。
posted at 07:13:49
 
@kyojitsurekishi 縄田一男氏は「初期の水戸黄門では、悪人は印籠に臆せず斬りかかってきた」と言う。「長七郎」「暴れん坊将軍」はこのパターンが定着した方。
2014年9/30(耕論)時代劇は生き残れるか - 朝日新聞デジタル
posted at 03:36:28
 
@kyojitsurekishi 朝日新聞の「時代劇は生き残れるか」で縄田一男氏は「初期の水戸黄門では、悪人が印籠を見ても臆せず斬りかかってくることもあった」と言っている。この初期の「抵抗」パターンは「暴れん坊将軍」「長七郎江戸日記」「将軍家光忍び旅」に採用されて定番化した。
posted at 13:19:56
  
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〔2014年(平成26年)10月
 
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