虚実歴史漢字論懐メロ(@kyojitsurekishi)/「悟空」の検索結果 - Twilog
ドラえもんと孫悟空といえば当然「のび太のパラレル西遊記」であるが、今は「孫悟空」というとドラゴンボールの主人公を真っ先に連想する人が多いのだろう。日本で「西遊記」のアニメ化といえば手塚治虫の「悟空の大冒険」などがある。藤子・F・不二雄は手塚の弟子だから当然、この影響を受けていると思われる。
「パラレル西遊記」ではF氏は体調不良で漫画を描いておらずフィルムコミックがあるだけだが、手塚治虫による「孫悟空」の日本式アニメ化が藤子作品で結実した結果であった。
さて、鳥山明の「ドラゴンボール」の方であるが明らかに「西遊記」を真似した作品である。鳥山明にはその前に「Dr.スランプ」という代表作があるが、則巻千兵衛博士の發明はどう見てもドラえもんの秘密道具の真似であった。劇中でもアラレちゃんが千兵衛に「はかせってドラえもんみたい」と言っている。
もっとも鳥山明の「Dr.スランプ」は設定の上では「ドラえもん」より「キテレツ大百科」に近い。
「キテレツ」も「Dr.スランプ」より前の作品である。
そもそも1980年代の「Dr.スランプ」は劇中にゴジラ、ガメラ、ウルトラマン、ウルトラセブンが登場し、明らかに1970年代までの特撮のパロディが集まっていた。「Dr.~」の後の「DB」も「西遊記」をモデルにした遊びのような作品に見えたものだ。
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「大猿になった孫悟空」とあるので「西遊記」の原作の孫悟空が巨大化したことがあったのかとか、堺正章主演の「西遊記II」で悟空が巨大化した時かと思ったんですが、数秒くらい考えて「ドラゴンボール」の孫悟空だとわかってHPを見たらやっぱりそうでした。
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「大猿になった孫悟空」とありますが「猿」はapeの方で、孫悟空に尻尾があればmonkeyなので「猴」です。日本ではmonkeyもapeも「猿」にしているようです。「ドラゴンボール」の悟空の尻尾は途中で抜けたのでmonkeyからapeになったということでしょう。
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鳥山明の代表作「Dr.スランプ」は藤子・F・不二雄の「ドラえもん」や「キテレツ」の亜流に怪獣、ウルトラシリーズ、洋画のパロディが混ざったもので、「ドラゴンボール」は「西遊記」の亜流(悪く言えばパクリ)に見えたものだ。
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2013年02月09日(土)
鳥山明は1955年生まれ。ゴジラ出現の翌年に生まれた。1965年のガメラ登場当時10歳で、1966年の初代ウルトラマン登場当時11歳。1980年に鳥山明が25歳の時に描いた「Dr.スランプ」にウルトラマン、ゴジラ、ガメラ、スーパーマンやスターウォーズのパロディが多いのもそのためか。
posted at 14:24:16

 

@kyojitsurekishi 『のび太のパラレル西遊記』と『のび太のドラビアンナイト』は「西遊記の孫悟空を忘れるな」という藤子・F氏からのメッセージだったのだろうか。
2016年1月8日19:32

 

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