1969 ナショナル劇場『水戸黄門』第1部
1971 『水戸黄門』第3部(~72)、助三郎役が里見浩太朗
1972 『必殺仕掛人』
1973 『必殺仕置人』『助け人走る』
1974 『暗闇仕留人』
1978 『水戸黄門』第9部(~79)から格之進役が大和田伸也
(横内正は1978年スタートの『暴れん坊将軍』で大岡忠相役としてレギュラー出演)
1979 『水戸黄門』第9部で視聴率最高を記録。『必殺仕事人』開始、伊吹吾郎出演
(『仕事人』第6話「主水は葵の紋を斬れるか?」が『水戸黄門』の権威主義下の批判とも取れる内容)
1981 必殺SP『恐怖の大仕事』、連続枠『新必殺仕事人』(~82)
1982 東野黄門最終シリーズ『水戸黄門』第13部(~83)。必殺SP『仕事人大集合』
1983 『水戸黄門』東野英治郎降板。第14部から西村晃主演。『仕事人III』『仕事人アヘン戦争へ行く』
1984 『仕事人IV』、映画『必殺!THE HISSATSU』、三田村邦彦と中条きよしが降板
1985 『仕事人V』、村上弘明と京本政樹が参加
1986 『水戸黄門』第16部にかげろうお銀と煙の又平登場。『必殺まっしぐら!』
(『必殺まっしぐら!』はスーパーマリオをモデルにしておりファミコンブームの影響が見られる)
1987 『水戸黄門』第17部に柘植の飛猿登場。『必殺剣劇人』、必殺SP『大老殺し』
(必殺シリーズはスペシャル枠に移行)
1988 『水戸黄門』第18部から助三郎役があおい輝彦に交代
1989 松下幸之助死去。必殺SP『春日野局』に東野英治郎が葛飾北斎役で出演
1990 必殺SP『横浜異人屋敷』『春雨じゃ、悪人退治』『仕事人vsオール江戸警察』
1991 『必殺仕事人・激突!』(~92)、1シリーズのみで1時間連続枠に復帰
1992 『水戸黄門』第21部は2時間SPで開始。西村晃降板
(西村晃の後の光圀役は里見浩太朗が予定されていたが、里見浩太朗が「まだ白髪の老人の役はやりやくない」との理由で拒否。里見黄門の登板は約10年後となる)
1993 『水戸黄門』第22部から光圀役が佐野浅夫に交代
1994 東野英治郎死去
1995 『水戸黄門外伝 かげろう忍法帖』と第24部に京本政樹出演。逸見稔死去
1996 『必殺!主水死す』公開。個人視聴率が判明し民放の連続時代劇撤退の要因になる
1997 西村晃死去
1999 『水戸黄門』第27部、弥七(演:中谷一郎)登場最終シリーズ。映画『必殺!三味線屋・勇次』
(この辺りで中尾幸男が『水戸黄門』のチーフプロデューサーに就任)
2000 『水戸黄門』第28部、佐野浅夫、あおい輝彦、伊吹吾郎ら降板
2001 『水戸黄門』第29部、石坂浩二主演
(ナショナル劇場で『水戸黄門』休止中の番組が『こちら第三社会部』となり、現代劇枠に戻る)
2002 『水戸黄門』第31部、里見浩太朗主演
2003 『水戸黄門』第32部、助三郎役が原田隆二、格之進役が合田雅吏に
(2003年の『天罰屋くれない 闇の始末帖』は必殺に似た時代劇)
(2006年には現代版水戸黄門『特命!刑事どん亀』放送。岸谷五朗版『仕掛人・藤枝梅安』に藤田まことと原田龍二が出演)
2007 『水戸黄門』第37部で鬼若とアキ退場、弥七再登場(演:内藤剛志)。『必殺仕事人2007』
2008 『水戸黄門』第39部からパナソニックドラマシアター。視聴率が初めて1ケタに
2009 『水戸黄門』第10部ちゃっかり八兵衛登場。『必殺仕事人2009』
佐々木蔵之介主演で『ハンチョウ』開始)
2010 『水戸黄門』第41部で原田龍二、合田雅吏降板。藤田まこと没。『必殺仕事人2010』
2011 『水戸黄門』第43部が1時間枠の最終シリーズとなり、12月19日の2時間最終回SPで終了
2012 『必殺仕事人2012』
(『ハンチョウ5』に里見浩太朗と合田雅吏出演)
2013 『必殺仕事人2013』に里見浩太朗が悪役でゲスト出演
(2013年、『水戸黄門』舞台で復活。NHKのBSで東山紀之主演『大岡越前』。水戸黄門まつりに京本政樹と黒川智花が参加)
 
2001年以降の『水戸黄門』は1987年以降の必殺シリーズに似ており、大衆への迎合と原点回帰のどちらに進んでいいか、スタッフが方向性を見失っていた時期であろう。『水戸黄門』の悲劇は早めにスペシャル版に移行できなかったことである。
両シリーズは体制側と反体制という意味で、時代劇として対極にあるが、共通点は「毒を以て毒を制す」という点だろう。
 
 
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2013年9/7 9/4~9/9
 
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