星飛雄馬のクリスマス前後（文庫とアニメ対照）

〇文庫第7巻前半
「ようこそカージナルス」（6～60頁）
読売ジャイアンツとカージナルスの対戦。オズマのバット落とし作戦。
 
「因縁の対決」（61～97頁）
捕手が森から伴に交代。オズマと2度目の対戦。試合終了。
アニメでは、カージナルス時代のオズマと飛雄馬の対戦は第88話「野球ロボット・オズマ」～第89話 「不吉の背番号13」～第90話「ロボット対人形」で描かれた。
 
原作では飛雄馬に入院中はオズマから「野球ロボット」と言われた場面（アニメ第90話）だけだが、アニメでは第91話「栄光のピッチング（沢村栄治物語）」が追加されている。
 
「契約更改」（98～148頁）
一徹が変化球の歴史を解説。星飛雄馬が契約更改拒否。クリスマス（原作ではパーティの場面はない）の後、年が明けて飛雄馬が長屋に戻り入院中にオズマが来たことを話す。飛雄馬は一徹と明子にマンションへの引っ越しを提案するが一徹は拒否。飛雄馬、花形、左門がオーロラ三人娘とボウリング大会に参加。
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アニメ第92話「折り合わぬ契約」に相当する部分
長嶋、王、左門の契約更改……………………文庫第7巻102頁
左門、花形の契約更改…………………………文庫第7巻103頁
伴の契約更改…………………………………文庫第7巻104頁
星飛雄馬が署名を拒否して契約更改せず……文庫第7巻105～109頁
クリスマスシーズンで街を歩く星と伴…………文庫第7巻110～113頁
星飛雄馬がクリスマスパーティを考える…（アニメオリジナル）
星飛雄馬のクリスマスパーティ……………（アニメオリジナル）
 
大リーグボール1号の時の星飛雄馬が契約更改を拒否し、クリスマスパーティで大暴れしたのは、
劇中設定で1968年、今から45年前。
 
「野球人形」（149～179頁）
飛雄馬と橘ルミがゴーゴークラブへ。川上監督が長屋を訪れ一徹に巨人二軍コーチ就任を要請するが一徹が断る。明子は怒って飛雄馬と共にマンションに引っ越す決意。
KC（講談社コミックス）では第11巻がここで終了。
アニメでは第93話「新しい年のはじまり」（1969年年明け）～第94話「飛び立つ星」。
 
「新しい時代」（180～208頁）
KC（講談社コミックス）ではここから第12巻だった。長屋に残った一徹。飛雄馬と明子はマンションに到着。伴が引っ越しの手傳い。橘ルミが来て飛雄馬をボウリングとゴーゴーに誘う。巨人宮崎キャンプ開始。中日の関係者が一徹にコーチ就任を要請。飛雄馬たちは宮崎に到着。アニメでは第95話「手さぐりの青春」～第96話「水原監督と父一徹」～第97話「宮崎キャンプでの噂」。
 
アニメの第98話「姉、明子の道」 は長屋に戻った明子が一徹の留守中に過去を回想するアニメオリジナルのエピソード。長屋のおばさんの声は野沢雅子。
 
「父一徹の就任先」（209～249頁）
一徹と中日側の交渉の後半（回想）。宮崎キャンプで飛雄馬とルミが喧嘩別れ。日高美奈登場。明子が飛雄馬からのてがみを読んで不安を抱く。アニメではルミが自ら飛雄馬から身を引いた。飛雄馬と日高美奈の出会いはアニメ第99話「運命の出合」で描かれ、アニメではその場にルミはいなかった。
 
「最後のわがまま」（250～274頁）
一徹が煙草屋の電話で中日側と話す場面。1969年のキャンプで金田、宮田、星が二軍落ちを言い渡される。飛雄馬が日高美奈と日南海岸でデート。飛雄馬の都城行きが決定し、花形と左門がショックを受ける（アニメ第100話「炎の青春」）。
 
「青春とは?」（275～294頁）
飛雄馬から一徹へのてがみで美奈の病気の秘密が判明（アニメ第101話「美奈の秘密」）。中日オズマ獲得決定。一徹は水原監督の待つ料亭へ（アニメでは第96話の最初の会談で既に水原監督と会っていた）。
 
「美奈の死」（295～343頁）
アニメでは第102話「落日の悲しみ」～第103話「飛雄馬よいずこえ」～第104話「おちゆく星」。 
原作では文庫第7巻（KC第12巻）で宮崎での美奈の葬儀→渚で飛雄馬が美奈の幻を見てそれが消えた後、どこかへ去っていく場面→余話（中学時代）→文庫第8巻（KC第13巻）の第2部で一徹がオズマをしごく場面→飛雄馬が多摩川グラウンドで球拾いする場面となっている。アニメでは美奈の葬儀から、飛雄馬の帰京までの話が追加された（第103～104話）。
 
参考になるHP