盗賊の一人が刑死し、一味が奉行所を逆恨みして同心を毒殺、次に主水を標的にして、主水が牢屋式にいる間に中村家を襲撃。せん、りつ、千勢を人質にして主水の帰りを待っていた。捨三が中村家の異変に気づいて主水に通報。
主水が家に戻り、剣之介の協力も得て盗賊を始末。お歌が千勢の顔を袖で隠したので千勢は剣之介の顔は見ていない。
最後に残ったお駒をやいとやが仕留めた。
 
やいとやは盗賊のお駒の仕置を頼まれていたらしく、仕事料は大金だったようで、置きてがみをアジトに残していた。依頼人が誰かは不明。初めは主水が依頼人だったが結果として仕業人は別の依頼人によるやいとやの仕事の協力した形となった。
 
やいとやを演じていた大出俊は、今回は登場せず、やいとやは手と影だけの吹き替え。
CD解説によると話数調整のため(ネットでは大出俊のスケジュールの都合のため)、この第26話は最終回(第28話)よりあとに撮影されたらしく、第26話「あんたことの心眼をどう思う」とこの第27話では大出俊は出演していない。「心眼をどう思う」では主水、捨三、剣之介、お歌だけで仕事をしており、やいとやはまったく登場しなかった。
 
捨三が塾の子供たちに話しかけて塾が休みであることを知ったが、今の日本では信頼関係が壊れているので大人の男が子供に話しかけただけで警察に通報されるだろう。
 
主水と捨三は八丁堀と小伝馬町を歩いて、または走って往復できた。江戸時代の人間はそうだった。
今の日本人なら地下鉄かタクシーに頼るだろう。
 
主水の家の門にある「よろず学問お教えいたします」の看板は現代かなづかいで書かれてあった。
歴史的かなづかいでは「よろづ学問お教へいたします」であるし、漢字を非略字にすれば「よろづ學問おへいたします」になる。
 
季節は完全に夏である。
第1話では正月で雪が降っていたので、仕業人の活動は年始の冬から夏までになる。
  
『必殺仕事人V激闘編』最終回で筆頭同心・田中に代わって一時的に筆頭同心になった同心は、過去の事件を調べて中村主水の関わった事件では下手人は召し取られなくても死亡していることを突き止め、中村主水に「中村さんは奉行所以外に特殊な人脈をお持ちなのでは」と訊ねた。新任の同心でこれだけわかるのに主水の周りの同心が気づかなかったのは「灯台下暗し」か。
 

2015年12月02日(水)

@kyojitsurekishi 「仕業人」の終盤で又右衛門がほとんど登場しない(手だけとか)回が2つあったが、これは最終回撮影後、大出俊が降板してから追加撮影された話らしい。

posted at 11:18:11

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@kyojitsurekishi 「必殺仕業人」の「逆恨」で中村主水と捨三は小伝馬町から八丁堀まで走って移動した。調べると距離は2kmあって地下鉄だと5分かかる。マラソン選手なら2本の脚で走っても10分くらいで着くか?

小伝馬町から八丁堀(東京都)までの乗換案内 - NAVITIME

posted at 11:47:36

 

ひろし・カーミット@misterhiropon 11 分11 分前

@kyojitsurekishi ちなみに北町奉行所が現在の東京駅八重洲口北側、南町奉行所は有楽町マリオンの辺りだそうですね。グーグルマップで大まかに徒歩での時間を見てみると、北町が16分、南町が19分ほどで、小伝馬町駅から八丁堀までだと、大体25分ほどのようです。あと主水は、『仕置人』第3話で念仏の鉄、棺桶の錠の住処の観音長屋へ北町奉行所から全力疾走していましたが、肝心の長屋の所在地が不明なのが残念です。

8:378:45 - 2015年12月2日 :Twitterで表示された日時

 

#bs朝日 #bsasahi 仕業人 #27「あんた この逆恨をどう思う」 

下宿人・千勢(演:岸じゅんこ)の塾に「よろず学問お教えいたします」のようなことばが書かれた看板がある。 歴史的かなづかいでは「よろずづ」「教へ」のはず。 捨三は八丁堀から小傳馬町まで疾走。

午前11:06 · 2017年11月28日

 

この話で主水と捨三は小伝馬町から八丁堀まだ早歩きで移動していた。マラソンというより競歩に近かった。

午後5:23 · 2020年11月19日

 

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