中村主水が出張仕事していたのだが、行き先では『仕事人』無印最終回と同じような流れ橋がある。
御三家の家老の名前は架空と思われる。
 
りつの話では、主水と結婚して13年が経過していた。
ここで時代を天保後期と考えて推定してみる。
 
『必殺仕置屋稼業』第10話「一筆啓上姦計が見えた」にある書類では「辰乙」という架空の元号または干支を使って主水の経歴を記してある。画面で目えない箇所を推測で補うとこうなる。
 
中村主水 四十二才
(中村家長)女りつと養子縁組(辰乙弐年)
(北町)奉行所に出仕(辰乙参年四月)
…昼行灯と呼ば(れ)…
辰乙六年四月南町奉行所に…
 
『仕置屋』第1話で主水が南町に異動したのは天保拾貮年で、七月のようにも思えたが、ここでは四月のようだ。
辰乙六年が天保12年(1841年)に相当すると、結婚はそれから4年前のようなので1837年になる。
それから13年経過したとすると1850年。これは『主水死す』の舞台となった時代に含まれる。
しかも主水が辰乙六年で42才とすると辰乙弐年では38歳。それから13年後は51歳。
『恐怖の大仕事』が放送された1981年当時、藤田まことは48歳になっていた。
また、『新必殺仕置人』では主水は43歳なので、『仕置屋』の第10話から1年後ということになる。
さらに『仕置屋』第1話の舞台が1841年とすると、翌年の1842年には主水が香港に渡っており、これは『仕事人IV』のSP番であった。
 
前後一覧
2012年8/11
 
関連語句
恐怖の大仕事 [1] [2](内容検索)

参照