2012年8月9日付、時事通信電子版によると、桐光学園の松井裕樹投手は同日の今治西戦で22三振を奪い、1試合最多奪三振の新記録を作ったらしい。從来の記録は第87回大会(2005)の辻内崇伸投手(大阪桐蔭)ら5人がマークした19個。春の選抜大会では、1963年の第35回大会で戸田善紀投手(PL学園)が首里戦で奪った21三振が最多記録で、松井はこれも上回ったとのこと。
また、この試合で松井が6回から9回にかけて奪った10連続奪三振も新記録。それ以前は2000年の第
82回大会の坂元弥太郎(浦和学院)らの8連続が最高だったらしい。
 
『大甲子園』第17巻(1986年2月5日初版)によると、夏の甲子園、明訓×青田の準決勝、3回表。明訓の攻撃で中西球道が9連続奪三振を達成。9番目の三振は渚。作中のアナウンスによると、1926年(大正15年)の第12回大会で和歌山中の小川投手が打ち立てた記録を中西が更新。これが57年ぶりらしいので、1983年の試合か。
また『大甲子園』第19巻(1986年6月1日初版)154ページによると、やはり明訓と青田の試合で延長14回表に中西が1試合通算奪三振数でも新記録。作中のアナウンスによると1958年(昭和33年)第40回大会、徳島商×魚津戦で、徳島商の板東英二投手が延長18回で25個の三振を奪い、中西はそれを24年ぶりに更新したらしい。すると1982年の試合である。
今回の夏の甲子園では新潟明訓も出場する。
 
板東英二は言うまでもなく、のちに中日ドラゴンズに入り、俳優になった。板東は1985年の『仕事人意外伝』で、1876年当時のアメリカにいた先住民族の男を演じており、役名は「グッド・コントロール」。
なお、必殺では元阪神の藤村富美男が文化・文政または天保後期の元締・虎を演じ、江夏豊が幕末のジョン万次郎を演じていた。
これらの野球選手はアニメの『巨人の星』にも登場した。
 
 
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2012年8/9前後
 
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三振 夏の甲子園 [1] [2](タイトル検索) 奪三振(内容検索)  

 


 
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