星飛雄馬との戦いに際し、大洋の左門は別当監督に「噴水を上げられなければ二軍落ちでも不服はない」と言った。
星飛雄馬は川上に「左門に打たれたら二軍落ちでも構わない」と言った。
どちらも二軍行きを賭けた。
もし飛雄馬が川上監督からの敬遠命令に從って左門を敬遠したら、左門は岩鬼のような悪球打ちでもしない限り、本塁打は打てず、噴水を上げられなかった。敬遠されたら左門は二軍に行っていた。
そうなると左門は星飛雄馬のわがままに助けられたことになる。
あるいは左門は巨人の監督が敬遠を考えても飛雄馬ならそれを拒否して勝負してくると読んだのだろう。
そこまで読んだ左門はさすがライバルだが大リーグボール攻略で花形に常に負けているのは惜しい。
なお、もし左門が岩鬼のような悪球打ちなら大リーグボール1号も敵ではなかっただろうし、星飛雄馬の大リーグボール1号もバットに命中させるタイプの魔球ではなかっただろう。バットに命中させる技術があればストライクを取ればいいのである。
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