『必殺仕事人V』サブタイトル
第23話
加代、
五千両の金塊を拾う

第24話
花屋の政
雷雨の中で闘う

政と加代の家で、加代の看板に「よろずてつだいます」、障子に「よろずてつだいます なんでもや」。歴史的假名遣いで「よろづてつだひます」である。

第25話
主水、源氏と平家に
泣かされる

壇ノ浦の合戦から600年後。だから1785年当時。『意外伝』の時代設定が1843年とすると58年も開きがある。最初にせんとりつが古道具屋で中村家の系図を購入し、中村家は平家の子孫。次に「本物」の系図が手に入り、ここでは中村家は源氏の子孫。いずれも中村家当主で「中村主水」という武士が出現したのは享保参年からで1718年、あとの源氏の子孫とする系図ではそこから3人の中村主水がいた。
ここでは筆頭同心・田中や他の同心たちは、徳川家が源氏の子孫だという解釋をしている。

第26話
主水、
下町の玉三郎と出会う

「主水」の次の「、」は明らかに斜め。劇中にある老人の墓に「壬申之歳七月拾九日 享年七十…」とある。順之助の合格發表の板にも「壬申」。「壬申」と言えば672年の壬申の乱。60年ごとに壬申の年が来るとすると江戸時代後期では西暦1752年、1812年、その次は西暦1872年で明治時代、壬申戸籍が出た年である。


『必殺仕事人V旋風編』サブタイトル

第1話
主水
エスカルゴを食べる

「主水」のあとに点なし。お玉の店の看板は「よろずいらぬものおとりかえ べんりや 玉」とある。歴史的假名遣いでは「よろづ~おとりかへ」である。


ハウスマヌカン」の「マヌカン」は mannequin の佛語読みをカタカナにしたもの。「ハウスマヌカン」は服屋で商品である服を着て店内にいる店員のこと。マネキン人形の代役を人がやっているわけだ。中国のデパートでも女性天人が商品の服を着ているのを観たことがある。
英語と佛語の混成語には「チョコレートパフェ」もある。
ラストシーンで主水が服屋に行くと、そこで、りつが商品を着て立っていた。りつは主水が来たことに気づくと主水に背を向ける。主水が店の者から「袖の下」をもらおうとしたとき、りつがこっそりその金を失敬していた。

第3話
主水、殺人ツアーに
出かける

第4話
せん、りつ、カチンカチン
体操をする

第5話
主水、
X'マスプレゼントする

「主水」のあとに「、」がある。お玉が中古品を路上で販賣。一種のバザーである。順之助が毛筆で看板に書いた文字が「としのせ助け合いこうかん会」。歴史的假名遣いなら「~助け合ひかうくわん会」ではなかろうか。本来は「年の瀬(としのせ)助け合ひ交換會(カウクワンクワイ)」である。


「主水」のあとは点なし。主水のヒゲがのびて、これが元阪神のバース選手に似ていたというだけの話。

第7話
主水、せん、りつ、
ダブルベッドに寝る

主水がオランダ商館長令嬢・マリアを救出。1819年1月16日に表彰された。当時、主水は百軒長屋の番所勤務。『必殺仕事人2007』で主水が南町奉行所の書庫番に移ったのは1820年(文政3年)2月14日。『必殺!III裏か表か』で主水が他の闇組織と戦ったのは1820年(文政3年)4月以降。『必殺仕事人2009』で主水が自身番に勤務していたのはさらに次の年の1821年(文政4年)2月から4月までを含む時期であった。

第8話
主水、コールガールの
仇をうつ

第9話
主水、りつ、
ラブホテルに行く

第10話
主水、
ワープロを打つ

「主水」のあとの点は「.」に近い。中村家で主水が「将来はエレキで文字を各時代が来る」と話し、想像の中で主水がワープロを打つ。

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