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星飛雄馬は長屋に戻ってマンションへの引っ越しを提案。
星、花形、左門とオーロラ三人娘がボウリング大会に参加。

星一徹が中日コーチに就任。
2月~3月の宮崎キャンプ期間で飛雄馬は17歳、高2だった。
飛雄馬は金田、宮田とともに二軍落ちを言い渡される。金田は意地を見せ、川上はそれを見て金田の二軍落ちを撤回。しかし美奈の病気を知った星は都城に残るために自ら二軍落ち。日高美奈の他界により、飛雄馬はスランプとなる。

1969年の春で飛雄馬の学年は高2から高3に進級。
4月12日、巨人×アトムズ(現・ヤクルト)、後楽園
巨人が敗れ、『巨人の星』文庫第8巻(KC第13巻)の「第二部」では星飛雄馬は二軍のベンチで見ていた。ここで飛雄馬は一徹がオズマに与えた大LB打倒ギプスの存在を知る。

花形が飛雄馬を殴り飛ばしたのは阪神が神宮球場でアトムズと試合をしていた時期で、調べると1969年の前半戦では5月27日、28日、29日。

その後、飛雄馬は奇しくもアトムズとの二軍戦で大LB1号を復活させる。
第114話「見えないスイング」で飛雄馬は18歳になっていたことが判明。

星と伴が偵察した巨×中の試合でオズマが見えないスイングで城之内から連打。結果は中日の勝利。

6月15日、巨×中、後楽園
小川健太郎投手が王貞治に対して背面投げを使用。
奇しくも1968年6月14日、星飛雄馬が王を相手に大LB1号を使って約1年後であった。
『巨人の星』では1970年4月12日(劇中では4月11日か)の翌シーズン開幕第1戦で小川投手の背面投げが描かれた。

6月18日に川崎で、6月24日と26日に後楽園で巨人×大洋戦。
この時期、花形と大LB1号の対決(68年の夏と秋に続き3度目)が描かれながら、左門と大LB1号の対決の機会が『巨人の星』で描かれていないのはおかしい(可笑でなく奇妙という意味)。

7月3日、巨×神、甲子園
4対1で巨人の勝ち。
「あやうし!大リーグボール」で描かれた巨人×阪神戦。ここまで江夏は巨人に対し連続30イニング無失点だったが、川上監督が柴田を4番に置き、その柴田が初回にツーランホーマー。花形が疑似オズマ打法で大LB1号を打ち、星飛雄馬のエラーで一塁セーフ。
『巨人の星』では2対1で巨人の勝ち。
『巨人の星』ではその翌日から中日球場で巨人×中日の3連戦。その初日、オズマが大LB1号を打ち、大量得点差で中日が勝利。しかし、実際には7月4日にセの試合はなく、5日、6日にも巨人戦はなく、6日に中日はホームで阪神と対戦して2対0で勝っていた。

7月10日、巨×中、後楽園
7対6で巨人の勝ち。

7月19日(東京)、20日(甲子園)、22日(平和台)でオールスター・ゲーム。
「あやうし!大リーグボール」の後半から「不死鳥」の直前まで。

8月15日、星飛雄馬と伴宙太は大LB2号を編み出す特訓中(アニメ第125話「ズックのボール」)。

9月14日、巨×洋、後楽園
3対2で巨人が勝利。同日、中日球場で中日とアトムズが2試合。第1試合は2対2で引き分け、2試合目は5体0で中日勝利。阪神が広島に3体1で勝利。ここで星飛雄馬が川上、ONに大LB2号を披露し、一方で明子がわざわざ名古屋まで一徹を訪ねていた(文庫8、KC14「野球にすべてを」~「奇跡の新魔球」前半)。

記者たちが消える魔球の秘密を星飛雄馬に訊いたところ、川上監督はそれを断り、「消える魔球はなぜ消えるかという謎そのものに魔球としての威力があり、それを解き明かすことから各球団の挑戦が始まる」と語っていた。すると消える魔球は手品であり、タネが割れたらお呼びでないことはこの時点でわかっていたわけで、飛雄馬は消える魔球を投げながら大リーグボール3号を編み出す準備をすべきであった。
奇しくも小川健太郎が背面投げを使っていたが、飛雄馬の魔球も一時的なこけおどしであった。

9月30日、10月2日、3日、巨×中、中日球場
いずれも巨人が勝っている。

10月7日、9日、10日、巨×中、後楽園
巨人は●○○という結果。

10月10日、巨×中日、後楽園
金田正一が400勝を達成(アニメ第133話「大投手・金田の引退」)。

日本シリーズは10月12日から20日まで。
星飛雄馬が大LB2号で阪急打線を圧倒したようだが、実際は6試合で巨人は4勝2敗。
なお『週刊プロ野球セ・パ誕生60年』では1969年の日本シリーズの判定問題は活字で述べられただけで写真は掲載されていない。

1969年11月30日、神宮球場で金田正一の引退記者会見がおこなわれた(文庫9、KC15「大投手金田引退」)。
巨人軍はこの時点で、翌1970年の開幕第1戦を金田の引退試合のする予定だったが、実際の引退試合は開幕前のオープン戦、4月2日におこなわれ、金田の古巣・アトムズ(旧国鉄スワローズ)との試合であった。
└→補足

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