徳川光圀を西村晃が演じ、助三郎を里見浩太朗が、格之進を伊吹吾郎が演じている。
助三郎と弥七は最初、光圀たちと別行動。
お銀は光圀の配下になったが、まだ飛猿がお銀の敵だった時期。
ピンク・レディーのMIEがくノ一役で出演している。第2話は八王子が舞台で増田恵子も出ていた。
第17部は1987年8月24日~1988年2月22日までの放送。

多岐川裕美(紫頭巾)と芦屋雁之助(座頭)が出ている。紫頭巾は『江戸を着る』の衣装の流用だろう。
Y!Japan 水戸黄門 西村晃 里見浩太朗 諏訪 芦屋 雁之助

諏訪は長野県である。
由美かおるは里見浩太朗が助三郎を演じていたときにレギュラーになり、里見浩太朗が光圀役になったときにレギュラーから降りたわけだ。

光圀が「史実(とされる定説)」で訪れたのは関東と勿来(なこそ)と熱海くらいだ。
第17部の舞台で関東地方は第1話:水戸→第2話:八王子→(第3話:甲府)→関東以外→(第25話:大坂、関西)→第26話:江戸という道順になる。
中山備前(なかやまびぜん)を中村竹弥(なかむらたけや)が、 柳沢吉保(やなぎさわよしやす)を山形勲(やまがたいさお)が演じている。中山備前は第4部で故人となったはず。東野英治郎版で登場したキャラクターが復活している。

この第17部の「諏訪」では光圀が旅一座の俄(にわ)か脚本家になって、悪い奉行や町人の悪事を本人の目の前で劇中劇で再現した。ただ、芝居のネタはいつもの『水戸黄門漫遊記』でなく、紫頭巾の話であった。

紫頭巾をやっていた姫に対し、格さんが「早く婿をもらいなさい」との言。
芦屋雁之助扮する座頭が「今度諏訪に来られるときはやや子をお見せできるでしょう」と言っていた。
「水戸黄門大学」のHPの「理学部」で立ち寄り先を確認すると『水戸黄門』で第17部以降の光圀が諏訪を訪れたことになっているのは第18部と第21部、佐野浅夫版になってからは第26部、里見浩太朗主演になってからは第32部、第38部で訪れている。

前後一覧
2011年6/3