「普通の女の子に~」
2011年4月でメンバーが55~56歳ということは33年前の解散では22~23歳。成人女性でも20代までは「女の子」というのは日本だけではなく、英語圈における girl やシナ語圏における「女孩子」nvhaizi にも見られる現象のようである。
熊田曜子(1982年5月13日~)が初のラウンドガールになった。2011年5月13日で29歳。
さらに東京ガールズコレクションが北京で開催された。
なお、五輪などの「女子柔道」「女子水泳」などにおける「女子」は英語では women's に相当するので、girl に相当する「女の子」ではない。

 

昔、高校生がまだ大人に見えていた時期、『ドカベン』を読んでいて高校球児が「少年」と表現されているのに違和感があった。また、松田聖子が21世だった時期(1983年から84年ごろ)にテレビで「まだ21世の女の子」と呼ばれていたのを聞いて「なんで20代で女の子なんだ」とお思ったものだ。
英和辞典では、20歳を過ぎた男を boy とはあまり言わないが、20歳を過ぎた女を girl とはよく言うとあり、最近では英和辞典をネットで見ると北米で若い女性が girl を嫌がって woman を名乗ることが増えているらしい。

 

日本では「お姉さん」、中国では「小姐」のような言い方があり、elder sister を表す表現が比喩的に用いられているが、西洋語の場合、英 sister、独 Schwester、佛 sœur(=soeur)[sœ:r]、露 sestra などではその区別がない。

 

中国でも明らかの大人の女性のことを言っている場合でも「女孩子」と言っている場合がある。
雑誌の表紙を飾る「カバーガール」は中国で「封面小姐」fengmian xiaojie である。
一方で中国では20代の「女孩子」でも10歳くらい(またはもっと下)の子供から「阿姨」(叔母さん)と呼ばれて平気である。

 

『テレビで中国語』に出たことがある小池栄子は『ごきげんよう』に出たとき、29歳で寿司屋で子供から「おばちゃん」と呼ばれてショックだったと言っている。中国では「阿姨」と呼ばれて当然である。
むしろシナ語の「阿姨」を「叔母さん」とするのが問題で、この単語は「叔母さん」と「(年の離れた)お姉ちゃん」=「大姐」の意味を含んでいると解釋したほうがいい。

 

「微笑がえし」の歌詞
「春一番」に始まって「アン・ドゥ・トロワ」「年下の」「ハートのエース」「やさしい悪魔」といった過去のシングルのタイトルからキーワードが埋め込まれている。この歌の主人公にとって「年下の男の子」と「やさしい悪魔」は同一人物で、前の「春一番」で誰かに「彼を誘ってみませんか」と言いながら、この「微笑がえし」のときの春一番の季節では自分がお別れの季節を迎えたということになっている。

 

前後一覧
2011年5/7 5月

 

関連語句
2011年5月(作者、作品、ジャンル別年月順)

参照
近現代~未来(2011年5月)