城本クリニックがCMをやっていた。あとはACのCMだらけだ。
数年前、海外から帰国して日本で消費者金融と保険のCMが多くて驚いた記憶があるが、消費者金融は2006年にあったアイフルへの行政処分などでCMが減り、保険のCMが目立っていた。

地震を機にその保険の廣告(広告、广告)もテレビではほとんどなくなった。

ここで「この企業(組織)は今、こういう廣告をしたらどうだ」「あのCMをなぜ今やらない」というのを考えてみた。

東京電力
草野仁と女の子が出ていた原發推進キャンペーンと、濱田龍臣が出ていたオール電化のCM。計画停電で人工呼吸器を使っている子供がピンチだったり、信号機が消えて交通事故が起きたりしている。もし原發が安全でオール電化のほうが便利だと東電が主張するならCMを再開するのが筋であろう。
また「節電にご協力ください」というCMくらい出してよさそうなものだ。

東京ガス
東京電力のオール電化に対抗して妻夫木聡が出演して廣告していた。今こそ電気に頼らないガスの出番ではなかろうか。
戦国ブームなのでまた「信長が本能寺に戻る寸前に妻夫木聡に『達者でな』」のCMを復活させてよさそうなものだ。
もっとも今なら東京ガスは「詳しくはWEBで」と言いたいところだろう。

ジャパネットたかた
こういうときこそ被災地で使えるグッズを集中的に宣傳すべきではなかろうか。

コンビニ各社
「買い占めはやめてください」「節電により夜間閉店の可能性もありご了承ください」という廣告を出したらどうか。

JR各社
どこがいつ停電かきちんと廣告すべきであろう。もっともテレビ番組がニュースでやっているであろうが。

最近のテレビCMは「このキーワードで検索してください」というのが多く、テレビCMに廣告費をかけるより、ネットのほうが廣告効果があると考えているのだろうか。
NHKにとって視聴者は直接の客であるが、民放にとってはスポンサーが客であり、そのスポンサーにとって視聴者が客である。当然、「数字」が取れす番組の合間の時間帯が廣告効果が期待できる。民放にとっては視聴者一人ひとりの要望より「数字」が重要なのだろう。

ところで『1リットルの涙』で池内亜也(演:沢尻エリカ)の闘病のドラマを観ていた当時、間に「アリコの入院保険」のCMが流れて呆れたことがある。

前後一覧
2011年3/18 3月


参照
近現代~未来(2011年3月)