2011年大河ドラマの主人公として「ごうひめ」という名前を知ったとき、「漢字は豪じゃなかったか」と思ったが、確かに「豪姫」もいた。江姫とは読みが同じで別人であった。
「豪」と「江」は北京語で Hao と Jiang になり、朝鮮語で Ho と Kang になる。
日本語音読みでは「豪」と「江」は歴史的假名遣いでも両方とも「ガウ」だ。
歴史的假名遣い(假名遣ひ)が同音語を区別すると言われるのは結果としてそうなっているのであって、それが假名遣いの目的ではない。
日本語音読みでは「豪」と「江」は歴史的假名遣いでも両方とも「ガウ」だ。
歴史的假名遣い(假名遣ひ)が同音語を区別すると言われるのは結果としてそうなっているのであって、それが假名遣いの目的ではない。
________浅井長政┳市____前田利家┳まつ(芳春院)
____豊臣_┏━━┳━┫_________┃
北政所┯秀吉┳茶々_初_○江姫┳徳川秀忠__○豪姫
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_養女│__秀頼━━━━━━━千姫_____│
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___豪姫━宇喜多秀家(豊臣政権下の五大老)
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北政所┯秀吉┳茶々_初_○江姫┳徳川秀忠__○豪姫
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_養女│__秀頼━━━━━━━千姫_____│
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___豪姫━宇喜多秀家(豊臣政権下の五大老)
北政所(高台院)は『江~姫たちの戦国~』では大竹しのぶが演じている「おね」であり、NHK大河『おんな太閤記』では佐久間良子が演じた「ねね」であり、、テレビ東京版の『おんな太閤記』では仲間由紀恵が演じている「寧々」である。
江姫にとって豪姫は姉(茶々)の夫(秀吉)の養女であるからして、義理の姪である。
宮沢りえはお初(豪姫の姉)のほかに豪姫も演じたことがあるようだ。
宮沢りえはお初(豪姫の姉)のほかに豪姫も演じたことがあるようだ。
お初は茶々の妹、江の姉だが、初姫という名前は秀忠と江の四女にもつけられており、1602年誕生で京極忠高の正室。
徳川家光より2歳年上なので、家光の姉、千姫の妹になる(千姫は家光の姉である)。
この初姫いとって江の姉の初は伯母になる。伯母と姪が同じ名前である。
徳川家光より2歳年上なので、家光の姉、千姫の妹になる(千姫は家光の姉である)。
この初姫いとって江の姉の初は伯母になる。伯母と姪が同じ名前である。
ところで家光は『将軍家光忍び旅』で「戦は愚かな物だ」と言っており、母・江与(江姫)が『江~姫たちの戦国~』で反戦思想に近い意見を言っていることから、やはり血筋だろうと思わせるが、その家光も西洋諸国を警戒してキリシタンを弾圧せざるを得なかった。そこは春日局の時代を扱った『大奥』で描かれている。
『江~姫たちの戦国~』は家康の伊賀越えに同行し(これは家康が誘った設定だが)、自らの武士たちにつかまって明智光秀のところに行き、また長洲会議を盗み聞き。
これで思い出すのが、『将軍家光忍び旅』の家光や『水戸黄門』の光圀、または『暴れん坊将軍』の吉宗が投獄されて脱出したり(奪われた杖刀をどうやって奪還しているのか不明)、自分でいろいろ調べたりしている場面である。
要するに大河『江』は民放の将軍家お忍び時代劇とよく似たノリで作られているのだ。『暴れん坊姫様』というタイトルで民放で放映したらどうか。沢口靖子が家斉のむすめを演じた『照姫七変化』と似た番組として楽しめるだろう。
もし、大河ドラマのスタッフが『篤姫』を『暴れん坊将軍』の路線で作ったら、天璋院と和宮が町娘に化けて江戸城下を歩きまわるという話になる。大河『徳川慶喜』では一橋慶喜が江戸市中に出ていたようで、大河が民放時代劇化する日もそう遠くはない。
これで思い出すのが、『将軍家光忍び旅』の家光や『水戸黄門』の光圀、または『暴れん坊将軍』の吉宗が投獄されて脱出したり(奪われた杖刀をどうやって奪還しているのか不明)、自分でいろいろ調べたりしている場面である。
要するに大河『江』は民放の将軍家お忍び時代劇とよく似たノリで作られているのだ。『暴れん坊姫様』というタイトルで民放で放映したらどうか。沢口靖子が家斉のむすめを演じた『照姫七変化』と似た番組として楽しめるだろう。
もし、大河ドラマのスタッフが『篤姫』を『暴れん坊将軍』の路線で作ったら、天璋院と和宮が町娘に化けて江戸城下を歩きまわるという話になる。大河『徳川慶喜』では一橋慶喜が江戸市中に出ていたようで、大河が民放時代劇化する日もそう遠くはない。
〔虚実歴史漢字論懐メロさん (@kyojitsurekishi) / Twitter〕
漢字「江」の日本語の音読みは呉音で「コウ」、漢音で「カウ」である。現代かなづかいではどちらも「コウ」になる。「江~姫たちの戦国~」で初(水川あさみ)が江(上野樹里)に宛てた文(ふみ)では宛名が「こうとの」だったが、淀君=茶々(宮沢りえ)が江に宛てた遺書では宛名が「かうとの」だった
漢字が異なる「豪姫」は前田利家とまつの娘で1981年「おんな太閤記」で岩崎良美が演じた。ネットで調べると92年の松竹映画「豪姫」で宮沢りえが演じた。宮沢りえは89年「春日局」で少女時代の初姫も演じた。
大奥 第一章」で徳川家康を演じたのは藤田まこと。「江」では北大路欣也が家康役。北大路は「剣客商売」の秋山小兵衛役も受け継いだ。
〔淀から江へのてがみ〕 - teacup.ブログ“AutoPage”
〔歴史雑談録さん (@rekishizatsudan) / Twitter〕
383年前の今日、豪姫が亡くなりました。前田利家の四女で秀吉の養女。宇喜多秀家の正室。秀家は豪姫と前田家との縁のおかげで、関ヶ原敗戦後も処刑を免れ八丈島への流罪で済みました。夫、息子と離れた豪姫は実家の加賀に戻りますが再嫁することなく、生涯、秀家に仕送りをし続けました。泣けるぜ。
2011年の大河が『江~姫たちの戦国~』だと知ったとき、「ゴー姫」の名をどこかで聴いたと思ったが、それは「豪姫」だったかも知れない。現代シナ語なら「江」はJiang、「豪」はHaoで發音が違う。
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平成23年2月15日~22日(AmebaBlog)
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