『百合花』【作品】
国共内戦を描いた中国文学で、共産党側の青年が国民党側の手榴弾で犠牲になり、仲間が国民党側を「狗日的反動派」と罵倒する場面がある。
しかし、国民党側にも同じ犠牲が出たはずで、互いに国のために戦ったという意味ではどちらも愛国者であり戦争の犠牲者であるはずだ。

『将軍家光忍び旅』では豊臣方に忠臣がいて、徳川方の悪い家臣がいて、家光がその悪い家臣を成敗し、「戦で敗れた豊臣方に忠臣がいて、徳川方にあのような者がいた。戦など愚かなものだ」などと現代的な台詞を言っていた。

『キャンディ・キャンディ』ではステアが第1次大戦のシャンパーニュ海戦で戦死したとき、キャンディが「ステアを撃ったドイツ兵もどこかで戦死しているかも。その家族の悲しみは私たちと同じだろう」と考えていた。

中国大陸人は国民党も愛国者として称えるべきであろう。

中国でこれを作文で書いたとき、これについて中国人の作文の先生は「その考えは間違い」と言っていたが、のちに国民党と共産党が接近。
中国人はやたらと「日本が侵略した」と言うが一方を憎んでいるだけでは歴史認識はまだ幼稚である。始皇帝も侵略して天下を統一した。浅井3姉妹にとって信長は父・浅井長政のかたきだが、森蘭丸にとって長政は父や長兄のかたき。恨みなどいつまで言ってもきりがない。形だけの謝罪や賠償金をいつまで求めても意味がない。
中国がそれを言うのは日本のカネを当てにしていると考える以外にない。